2024年9月15日日曜日

PowerPoint教材 多神教の対比

学院の「世界価値観調査」を元にした授業は、現在ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の対比に入っている。これらは、何度もPowerPoint教材化してきたので、特に語るべきこともないのだが、その後は、インドのヒンドゥー教、シーク教、ジャイナ教などと、仏教、儒教、道教、最後に日本の重層的な価値観を和辻哲郎の分析と「間柄的存在」で日本の共通善として締めくくる予定である。

倫理ではなく、地理総合なのでできるだけ簡潔に重要なことを教えたい。仏教は上記の教材を中心に、教えたあと、やはり上座部仏教と大乗仏教の対比や、日本の仏教の基盤となっている「一切衆生悉有仏性」の説明(空・唯識・如来蔵の大乗仏教の哲学)は必要かなと思っている。

日本の重層的な価値観のPowerPoint教材については、古代の自然との共生、農耕社会における集団主義、中世の仏教の無常観、前述の天台の「一切衆生悉有仏性」から派生した鎌倉仏教、近世の朱子学などが主要テーマとなる。これと和辻の「間柄的存在」を対比するつもりである。本当は本居宣長なども入れたかったのだが、川端康成のノーベル賞受賞講演「美しい日本の私」で締めくくるつもりである。(この画面にアニメーションで、どどーんと登場させる。)さてさて、生徒諸君の反応や如何に。

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