2023年10月14日土曜日

JR宝塚線 不思議な杖事件

このところまたJRの遅延が続け様に起こっている。昨日も乗っていた快速電車で急病の人が出たようで、緊急ボタンが押され、6分ほど遅れた。こういう場合は致し方ない。ところで先日、私も巻き込まれる「事件」があった。少し日にちが経過し、もう時効だと思うのでエントリーしておきたい。

私は、プラットホームで木津行きの快速を待っていたのだが、その前の普通電車が出る直前だった。近くにいたお爺さんが、閉まる直前のドアに杖を突き刺した。昔、こういう場合ドアが一度開いたので、この普通電車に乗りたかったのだと推測する。しかし、杖はドアに挟まったまま動き出した。お爺さんは、付き添いの婦人に言われ、杖を離したのだが、私の前を杖が通過した。思わず私は引き抜こうと努力してみたのだが、なんとその杖は、先っぽを残し、残りの部分と糸で結ばれ、突き刺さった部分とそこから垂れ下がる糸、そして垂直に伸びた残りの部分となって、ちょっとシュールな光景で走り去っていたのだった。うーん、想定外。不思議な杖である。付き添いの御婦人がお爺さんを叱りつけていたのだが、そばにいた他のご婦人たちが、駅員さんにすぐ報告した方がいいと言ってくれて、御婦人は急いで向かった。お爺さんはポカーンとしていた。

もし、あのまま(杖がまっすぐ横に伸びた状態)だと、次の駅で人に当たっていたかもしれない。私の引っ張った努力は無駄ではないと思いつつも、どっちみち、次の駅できっと確認のため普通電車はストップし、快速も遅れるだろうなあと思っていた。案の定、そのとおりになったのであった。この「事件」のために、宝塚線、東西線、学研都市線は、夕方のラッシュアワーだというのに、5分くらい遅延したのだった。おそらく次の駅で、ドアが空いて、線路上に杖が落ちただろうと思う。線路の上に落ちていたら、どうなっていただろう。

高齢者がボケていくのは致し方ないのだが…。(本日の画像はイメージ。)

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