2018年4月29日日曜日

PBTの話(33) 関西弁の話

PBTでは、当然標準語を教えている。全国各地から日本語の先生が集まっているが、見事に標準語である。おそらく、PBTの中で最も標準語に遠い存在が、大阪人の私である。
意識して標準語を使おうとするのだが、発音が逆の場合が多い。雨と飴は逆さまだったりする。日本語の先生方は、およそ標準語の訓練を受けておられるのだが、60年間大阪弁にどっぷりつかっていた私には、はなはだ難しい。
また、標準語だと思っていたら、それは関西特有の言い回しだったりする。なかなか難しいのである。(学生は、関西弁を学びたがっているが…笑)

妻が、変な漫画を教えてくれた。あるブログに載っていたもので、この「おっちんしい」というのは、座りなさいという意味であるが、だいたい小さな子どもに対してのシチェーションで使われる。この漫画にある関西人の女性はかなりディープで、ベタベタの関西弁を使っているわけだ。京都弁かな。
http://www.pandapanta.com/archives/8789372.html

もうひとつ、PBTの日本語の先生方は、学生を「さん」づけで呼ばれる。初期の授業で、そう教えておられるらしい。大阪市内で教鞭を30年近くとった私にとっては、きわめて「なんぎ(難儀)」である。もちろん大阪にも女性の先生で、さんづけで生徒を呼んでおられた方もあったが、男性教師は、フツーに呼び捨てである。昨年F38Aの途中から、K先生にさんづけをお願いされたのだが、途中からはかなり無理があった。この4月、F40から「君づけ」で呼んでいる。女子学生はともかく、男子学生をさんづけするのは、超ムツカシイ。

気取らないのが、関西。とはいえ、郷にいれば郷に従うことも大切である、まだ呼びやすい「君」で男女学生とも呼ぶようにしている。私なりのアウフヘーベンである。(笑)

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