2018年4月19日木曜日

PBTの話(32) 歴史分野PP5

私たちの年代は、経済学部と言えばマル系が主流だった。まだまだ社会主義に対する期待も大きかったし、文化大革命も反スターリズムの感覚で共鳴する人々も多かった。まさに今は昔である。

剰余価値や唯物史観などは最近の教科書では、あまり大きな扱いはないような気がする。メンシェビキとボルシェビキの違いなどどうでもいいような扱いだ。でも私はマルクスの考え方は、学生に少なくとも基本的な部分だけでも知っておいて欲しいと思っている。もちろん私は左派ではないが、歴史を考える際にはやはり重要な問題提起をしていると思っている。
というわけで、今日はF40Aでロシア革命を講じたのだった。第一次ロシア革命からラスプーチンの話、マルクスの基本的な考え方は、「科学的社会主義」にしぼって剰余価値説と唯物史観を軽く教えた。本気で教えるとかなりの時間を要するが、パワーポイントは、そういう意味で有意である。まあ、ずいぶんと駆け足ではあるが、やむをえないところ。
今日の画像の最後のものは、レーニンが演説をしている写真からトロツキーが消されているものを使った。パワーポイントならではの授業かな、と思う次第。

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