2015年7月3日金曜日

タンザニアに畳を送ろう 顛末記

本校の貴重な3枚の古畳
本校の柔道部OB(武道科1期生)でタンザニアに長く滞在されていたMさんから、「タンザニアに柔道の畳を送るプロジェクトに関わっています。母校にはそのような古い畳はないでしょうか。」というメールをいただいた。Mさんには、10月に人権講演をしていただくことになっている。ここは、Mさんのためにも、タンザニアの柔道界のためにも、ひと肌脱がねば…。

さっそく、柔道部のS先生にお伺いをたてたのだが、そのような畳はないそうである。あーあである。がっかりしていると、我が教務部長のH先生が、「講堂の3Fに30枚ほど畳があるじゃないですか。」と言い出した。そうだ、あそこに畳が30枚ほどあった。軽音楽部の機材置き場である。昨年、講堂の天井工事の際、武道科の生徒が舞台の方に移動してもらった後、戻してもらっているはずだと言う。教頭先生も、その処理に前の事務長が困っていたという話をしていただいた。どうやら、昔、校内合宿用に使っていたものらしい。今は校内合宿をしないので、まったく無用なのだという。

これはいける。タンザニアに畳を遅れる。校長室で、校長先生、現事務長に承諾をいただき、勇んで講堂の3Fに上がった。「?」「ない。たった3枚しかない。」どこかに移動したのだろうか。武道科の職員室に事情を聞きに行ったが、わからない。職員室に戻ったら、汗だくだった。

事情を知ってそうな方で残るは、軽音楽部の顧問のM先生と、前特別活動部長で今春転勤したF先生である。奇遇だが、私の隣席のS先生の奥様がF先生の転勤先で隣席だという。さっそくメールをしていただいた。

うーん。謎である。軽音楽部のM先生はご存知なかったが、残る3枚は自由に使ってくださいとのこと。その直後、S先生の携帯に奥様からメールが返ってきた。「すでに処分したそうです。」「ゲゲゲ~。」その直後、現事務長も私のもとにこられて、前事務長に連絡をとっていただいたら、すでに処分したという報告をしていただいた。こうして一気に謎が解けたのだった。校長先生にも報告した。

タンザニアに畳を送るという壮大なロマンは、結局3枚が限度になった。申し訳ないが、後はOBのMさんの判断に委ねるべくメールを送った次第。私としては、アフリカのために何かできないかと大騒ぎして大汗をかいた一日だった。(笑)

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