2015年7月12日日曜日

野球部の一回戦を応援に行く

いよいよ野球部の夏の大会が始まった。本校の野球部は北摂の球場で府立S高校と1回戦を戦うことになった。昨日あたりから、日本列島は軒並み真夏日になっている。雨で順延にならなかったのは喜ばしいが、極めてストロングな日差しの中での観戦となった。すぐジーンズが熱くなった。♫アチチ・アチ~である。この球場は芝生の観覧席なので、まるでローストされているようだ。

試合が始まった。「今年のチームは昨年より打撃があかんのです。」と監督のI先生が言っていた。心配していたのだが、たしかにあかんようだ。ピッチャーは世界史を教えている普通科のA君である。1年生の時からレギュラーを勤めていただけあって、貫禄が出てきている。球も走っているようだ。私は野球には全くの素人だけど…。何度かピンチに見舞われるが、0点に抑えていく。A君は、先週の金曜日、必ず0点に抑えますと宣言してくれていた。凄い暑さのマウンド上で頑張っていた。しかし、こっちもチャンスをなかなか活かせない。結局、0対0のまま延長戦に突入した。

試合が動いたのは11回表。ついに本校が1点を入れた。そのまま満塁までいったので、これで試合が決まったと思ったのだが、三残塁。あちゃー。そして11回の裏である。ここは、A君に気を引き締めて頑張って欲しい。とろが、相手のS高校も必死だ。ヒットが出る。バントが決まる。さらにランナーが増える。一打逆転。かなり追い詰められたのだが、A君は最後の打者をセカンドゴロに討ち取ったのだった。セカンドは日本史演習で教えている体育科のキャプテンのK君だ。
チャンスだ。さーいくぞー。

試合後、球場外に出てきたA君と握手。「よう頑張った。」「ありがとうございます。」延長11回の長丁場、応援に声をからした背番号をもらえなかった3年生にも同様の声を掛ける。

いつも思うのだ。試合で頑張る者もいれば、ひたすら応援する者もいる。冷たいお茶を配るお母さんたち。写真を撮りまくるお父さんたちの姿もある。プレーに一喜一憂して野球部とともに応援に声をからす現役生やOBの姿もある。ここには、いつも青春の1ページがある。

こういう空間に、やはり私は少しでも身を置いていたいと思うのだ。

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