2015年4月17日金曜日

サウジとイラン 巡礼問題

メッカ最寄りのジッダ空港 http://inlinedive.seesaa.net/category/9053282-5.html
イスラム教徒のメッカへの巡礼には、有名な大巡礼(ハッジ)と通年行われる小巡礼(ウムラ)がある。今年3月、この小巡礼に参加したイランの少年2人がサウジアラビアの警官に、性的いやがらせを受けたらしい。帰国後、この事実が発覚し、イランでは、今月11日にサウジ大使館を取り巻いて大規模なデモが起こった。サウジ政府は、すでに容疑者を逮捕、適切な措置を取ると約束している。イラン政府は、犯人に罰せられるまで、巡礼を中止するとともに、巡礼用の航空機運用中断を発表した。

その前の8日には、サウジは、イランの巡礼団が乗る航空機の領空侵入を拒否している。事前の許可がなかったからだというのが理由。

スンニ派のサウジとシーア派のイランは、中東の諸問題でことごとく対立している。それにしても巡礼にまで飛び火するとは。異教徒ながら、ちょっとショックである。

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