2014年12月6日土曜日

アフリカSDゲーム2014

期末試験が木曜日から始まっているのだが、私の試験は最終日なので、ひたすら政治経済で実施予定の新ゲームの準備をしていた。夏休みにある程度、構成しておいた(本年8月14・15日付ブログ参照)のだが、微調整を繰り返していた。シミュレーション・ゲーム製作の最大の難しさは、数値設定である。今回はそれを克服するアイデアを思いついた。

今回のゲームのボード上には、人口P(ポイント)や農業生産P、商工業Pと、各地域(農村・乾燥地・森林)の格差Pが増減するようなマスがある。スタート時からあまり大きな増減があると、ゲームが成立しない。だが、今回は、何度もこのゲームで授業を進めていく予定である。後半戦では、ある程度その増減の数値を上げなければ、ゲーム性に支障をきたすだろう。そのジレンマを「ラッキーカード」「どっきりカード」の内容で変化させることにした。
本来なら、カードを一々作るところだが、Aから10までのトランプを使うことにした。ラッキーカードは、クローバーはハートなどの4種類の選択、どっきりカードは1から10の数字を選択し、授業ごとにその一覧表を変えるのである。この一覧表は、前回のSDゲームでも使用したアイデアである。細かなアフリカの出来事(砂漠バッタの被害が出たとか、遊牧民どうしのレイディングで被害が出たなど)が書かれている。Pの増減が示されているが、内容と共に変化させるのだ。

前回のSDゲームの最大の問題点は、ゲーム性であったと私は思っている。今回のSDゲーム2014は、同じ条件で各グループがゲームを進め、レント(鉱産資源の収入)をもとに、良きガバナンスを行いながら国家経営を行い、最も人口P-農業生産P+商工業Pが高く、各地域の格差が少ないチームが優勝ということになる。ほぼ生徒用のマニュアルも報告書も完成した。

情報処理のM先生に協力してもらい、A3の大きさでボード、B4でガバナンスボードを、それぞれカラー印刷してもらった。教務課のH先生にダンボールをわけてもらい、スプレー糊で貼り付けた。あと残る作業は、新しい札(やはりお札があるとゲーム性が高まる。鉱産資源のレントはM:マネーという仮想の通貨にした。)と報告書の印刷である。

新ゲームの名前は、迷いに迷ったあげく、ブログでの実践報告に便利(ラベルはアフリカSDゲームに同居)なので、「アフリカSDゲーム2014」とした。(笑)

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