2014年9月27日土曜日

TICADⅥ、アフリカで開催?

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014092500091
TICADⅤの際の関西の学生のブログから
すばらしいロゴだ。
昨日の日経の国際面に小さな記事が載っていた。首相が、ニューヨークの国連でアフリカの代表と会合し、次回・2018年のTICADをアフリカで開催する、と表明したというのだ。時事通信によると、アフリカ開催は、日本の意志というよりアフリカ首脳側の要望であるようだ。日本で開催した際のアフリカへの関心の高まりを考え合わせると、ちょっと残念だなという気もする。

アフリカ側は、日本企業の投資をさらに呼び込むため、そのほうが有効だと判断したのだろう。当然といえば当然である。4年後、アフリカ経済はどう変化しているだろう。この10年の変化は著しかった。

2003年、私が始めてケニアに行った頃は、アフリカ経済は停滞しており、経済成長率が低い理由についての論義が盛んだった。それが、中国の進出と石油・天然ガスなどをはじめとした鉱産資源技術の革新によって、一気にレンティア国家が登場した。統計をみると、アフリカの経済成長率が高いではないか?と気づいた。援助・支援というアフリカとの関わり方が見直され、ダンビサ・モヨ
女史の登場以後、投資に光があたった。一方、ポール・コリアーの影響で、アフリカを語る際には経済だけでなく政治・ガバナンスを語らねばならなくなった。

私のような素人でも、この10年間で、生徒にアフリカを語る際の切り口は大いに変化してきた。4年後といえば、さらに意外な変化をするかもしれないわけだ。今は、中国がアフリカ進出を大幅にリードしている。当然ながらメリットもデメリットもある。日本が、追随しなんらかの現状打破をはかるのか?それとも…。

そんなことを考えていたのだった。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014092500091

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