2013年3月12日火曜日

農業の6次産業化

昨日、日経を読んでいたら「農業の6次産業化」という文字が目に入ってきた。浅学を恥じるばかりだが、初めて目にしたコトバだ。農業(1次産業)×製造業(2次産業)×販売(3次産業)で6次産業となるとのこと。”コピー”としても、なかなか面白い。

いろいろ調べて見ると、決して新しい発想ではないそうだ。たしかに地方に行けば、その土地の特産農産物を製品化し、販売しているkとが多い。たとえば、十勝ワインなどである。これまでにも、農商工等連携推進法というのがあったらしい。ただ、これは、商工業の方から、生産地にベクトルが向かっていて、主体は商工業側にあったわけだ。この6次産業化は、生産者の側からベクトルを向けるものであるらしい。

そして、3月1日に、6次産業化法が施行された。農林水産省のHPには、事業に関する書類がダウンロードできるようになっていた。恥ずかしながら、こういう風に政策が次々と実施されているのだと改めて学んだ。様々な優遇措置をとりながら、6次化を進めて、雇用創造しながら日本の農業や水産業を守ろうというわけだ。TPP交渉参加でも、逆風を受けている農林水産省にとっても、重要な政策なのだろう。私は、自給率などの数値を見て、あまり農林水産省を信用していない。とはいえ、この6次産業化という視点は良い政策だと思う。

昨日、今日と後期入試日程である。監督業務や採点など、入試の仕事が空いている時は、新しいアクティビティのマニュアルづくりに励んでいる。この「6次産業化」というコトバ、アクティビティでも是非とも使ってみたい。マラウイの一村一品運動にも繋がるものだ。

6次産業化については、以下の論文が詳しい。
http://www.nochuri.co.jp/report/pdf/n1104re2.pdf
農林水産省のHP/6次産業化のページ
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/sanki/6jika.html

0 件のコメント:

コメントを投稿