2011年4月3日日曜日

アフリカンモバイルの話 2

2月7日付のブログで、アフリカンモバイルの話を書いた。それに続く第二弾である。
今日のWEBニュースで、アフリカンモバイルが保健医療に利用されているという記事が出ていた。『モバイルヘルス』というシステムらしい。クリニックの予約サービスやHIVエイズの問題、緊急手術の手配など利用価値は極めて高い。非電化地域でのデータ管理も可能らしい。しかも患者1人あたりにかかる通信コストは約12円。凄いではないか。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2793829/7041722

アフリカンモバイルの利用価値は極めて高い。金融(銀行のかわり)、保健医療、農産物価格の情報源、生産性とくに流通の合理化…。アフリカの人々にとって、無限大のチカラとなるはずである。

ところで、このところ転勤のこともあって、OG達と会うことが多かった。学生である彼女たちの語る情報・通信の様々なアイテムの話に全くついて行けなかった。(笑)
私などは、PCのブログで発信するのみで、携帯はそもそも日常的にインターネットに繋いでいない。(基本的にもったいないと思っているからだが…)したがってツイッターやフェイスブックなどは別世界である。ただ携帯電話だけでも十分大きな可能性があることはわかる。大都会大阪では、電車の中でもみんな携帯をさわっている。ちょっと異常じゃないかと思うこともある。だが、モバイルは各人に無限大のチカラを与えているのだろう。

アフリカンモバイルにとって、なにより問題は識字率、とりわけ女性の成人識字率の向上である。モバイルヘルスを拡大するための障害は、患者がメールを読めるか否かである。日本にいると『識字率』は意識外にあるが、アフリカの現実はなかなかきびしい。
だが、私は、このモバイルヘルスのメールを読めるようになろう、という識字率克服の波が、やがてアフリカ、特に女性の間に起こってくるような気がするのである。

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