2011年4月24日日曜日

参議院本会議場で各国に御礼を

久しぶりに読売TV(東京では放送していないらしい。)の『そこまで言って委員会』を見た。以前はよく見ていたのだが、某大阪府知事を番組が応援していることに違和感を感じ、見ないようになった。(大阪府在住の公立高校教員で彼を好いと言う人に私は出会ったことがないのである。)コメンテーターはかなり右寄りの人物が多いのだが、読売TVなので許されると思う。(笑)大阪では人気番組である。歯に衣せぬ意見がバンバン飛び出す。

さて、その番組で、今の大震災に対してどのようなリーダーシップが求められるかというような話題をやっていた。この番組でも、政権交代前は少なからず民主党を応援していた。それが、180度転換して、大本営はボロクソにコケ下ろされていた。(まあ、誰が見ても当然だと思うが…。)首相は早くやめるべきだという意見が大勢を占めた。だが、某政治評論家氏によれば、やめさせられないのだという。不信任決議案が可決しても、総辞職せず解散するであろうが、東北地方の各自治体は選挙を行える体制にない、とのこと。なるほど。さらに、「無能」な馬鹿と「無能」な馬鹿でない者がいるのだという論が出た。K首相は、まさに「無能」であり、しかも馬鹿だという。それは、阪神大震災の時のM首相のように、自分が「無能」であることを知っていて、有能な者にゆだねるということもしていないからだと痛烈に批判したのである。アホほど検討する会議をたくさん作って、何ができんねん。諸外国は、こんなアホな政府なのに、各省庁が短時間(5日間ほど)に食料(農水省)や交通アクセス(国交省)や人命救助(防衛省)を行ったことに驚嘆しているんや、という意見も出た。そりゃそうだ。

さらに、こんな意見が出た。衆議院と参議院に分かれてごちゃごちゃ審議するような暇があったら、非常事態宣言をハッパッパと出して、一本化し審議せよ。そもそも参議院は憲法においても補完的な役割である。…なるほど。
ただし、参議院本会議場で行え。審議の前に、支援してくれた各国大使を呼んで、天皇臨席のもと(天皇が臨席できる本会議場は、貴族院の名残で参議院だけである)、政府、衆参国会議員が集合し、まずお礼を述べよ。日本の震災に世界の注目が集まっている。天皇臨席に大きな意味がある。天皇は各国に人気がある。一気に日本の好感度があがるというのだ。

凄い意見だが、面白い。天皇も膝をおられて各地の避難所を回られている。大本営のトップが、やっと訪問したと思ったら罵倒され、関東軍のトップも非難轟々。だが、天皇の訪問は全く違う。「私」のない「公」の凄さである。おそらく天皇も各国の支援に感謝されていると思う。いち早くビデオで国民へのお言葉を流すよう指示されたくらいである。国民を代表し、世界各国への感謝を述べられることは天皇も深く望まれているような気がする。

誰が言ったのか覚えていないが、審議一本化はともかく、「世界に参議院本会議場からお礼」…なかなか良い意見ではないか。昨日ドイツの気象庁の画像のことを書いたが、それくらいのインパクトを与えないと、このままでは、日本が沈没してしまうのではないかと思ってしまうのだ。

追記:高藤篤幸さん、読者登録ありがとうございます。元テレビ東京勤務の方で、松岡正剛さんを読まれるとのこと。ツイッターをバンバン発信されている方のようです。よろしくお願いいたします。

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