2011年4月27日水曜日

第1回生徒議会と肉体美

今日は、健康診断の日であった。授業はなく、1日中身体測定や眼科検診や内科検診などを行うのだった。前任校と比べて生徒数が倍だし、男女比率はほぼ同じなので、時間がかかる。前任校では、いわゆる校医さんの検診は、わりとアトランダムに、今日は内科全学年、明日は歯科で1年だけとかいうふうに行われたので、授業がポコポコ抜けたりしたのだが、本校は、一気に行うわけだ。これに、クラス写真の撮影もはいる。非常に合理的である。前任校で同時にやっていたスポーツテストは、次の月曜日、授業は3限までで、その後に、体育科の先生方が中心になって行われるそうだ。

私の担当は身体測定(もちろん男子)の体重だった。びっくりしたのは、生徒の肉体美である。さすが、運動をしまくっているだけあって、V字型の生徒や、腹筋が北斗の拳のケンシロウのようにわれている生徒も多い。特に武道科は無駄がない。たいしたもんだ。内科検診でも同様。まだ1年生は体が出来ていないが、3年生にもなると全然違う。鍛えに鍛えたという感じである。

さて今日の本題は、第1回生徒議会である。最初に生徒会顧問の私から選挙結果と執行部の紹介をして挨拶をしてもらってから、議事を執行部に託す。なるほど。そのセレモニーが終わってから、生徒会費の決算、前期選挙管理員の選出、校内球技大会の是非、日時、種目などを決めていく。さらに募金の件、体育祭と文化祭が合同したイベントのテーマについての執行部一任案など、どどどっと決めていく。事前に特別活動部長のO先生のシナリオをもとにリハーサルしたとはいえ、まずまずのスピードで進んでいくのである。まあ、執行部がパニくった場面も何度かあったけれど…。

だんだん執行部の「力」というものが見えてきた。毎日のように顔を合わせているし、本校のやり方みたいなモノが朧気ながら見えてきたからである。O先生の一声で、その場(会議室)で、反省会をもつことになった。細かな議事の進め方のスキルや、個人的な反省など様々な発言もあったけれど、私は最後に2点だけ述べさせてもらった。シミュレーション能力を高めること。特に初めての1年生にも判るよう、また様々な日程を打ち出す時、一瞬に先を読むこと。もう1つは、「公」と「私」である。前に立って仕切る場合、その人間の力量が顕わになる。「公」なのか「私」なのか、本気なのか、本気でないのか。つい、倫理の教師らしく哲学的な話になってしまう。まあ反省ばかりしていても仕方がない。前を向いて頑張っていこうや、執行部。結局、人は石垣、人は城なんだなあ。

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