2025年4月21日月曜日

地理総合の教材 理想形を求めて

本日は、学院の3年生は1日中模擬テストなので授業はなく、昨日今日と自宅で教材研究に励んでいた。1学期の中間考査までのスパンは短いのだが、大体のクラスで地形の範囲を終えたところ、残りの授業で気候の範囲をやってしまいたいと考えた。気候の分野は、最も高校地理らしい、法則性が際立つ分野である。昔から、かなりの時間をかけて、ケッペンの気候区分を、順に説いてきたのだが、日程を鑑みて、4コマの授業で効率的に進める教材を考えた。なによりプリントとパワーポイントを完全に連動させて、面白い話題をそこに挿入して進めることにした。

これまで前述のように、Af・Am・Awと熱帯の気候区を順に教えていたのを、熱帯としてまず一括りにして、ポイント(乾季の有無と植生とプランテーションなど)を教えることにした。各気候区の分布は熱帯のみの分布地図にして、場所をわかりやすくする。最後に、気候区ごとの表(特徴・農業・分布の三列)でまとめておく、という具合である。

同様に、乾燥帯(BW・BS)まで完成した。(本日の画像は、乾燥帯のプリントとBSの灌漑農業・最大の環境問題として知られるアラル海の解説のためのパワーポイントである。)効率的に授業を進めるためには、それなりの念密な準備が必要である。膨大な時間をかけて、完全なる(?)プリントとパワーポイントの連携教材を作り上げるのも、また楽し、なのである。

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