2022年4月21日木曜日

書評 マンガゼミ 倫理

学校の図書館に先週行ってみた。なかなか素晴らしい図書館である。今回、倫理と政治経済のマンガ参考書(新マンガゼミナール:学研)と沢木耕太郎の文庫本を借りてきた。

さて、このマンガゼミ倫理の書評である。マンガの設定は、ロボットと女子高校生のタイムトラベルが主になっている。世界史や日本史などの歴史のマンガ本はわかりやすいのだが、さすがに、「倫理」の学習内容を網羅しようとすると難しい。とっつきやすさ、わかりやすさを売りにしようとしてるのだが、かなり無理がある。

おそらく単元ごとのページ数も決まっているのだろう。カントのところなど、難解な語彙の嵐になっていて、結局消化不良にならざるをえないと思った。もちろん、この本はあくまで導入であるのだから、一気に興味を引く、あるいはシンプルに理解の手立てとするくらいでいいのではないかなどと思う。

倫理の教科書だけでも受験には足りない。資料集では詳細にすぎる。このコンビネーションが必要なのだが、この漫画本は、倫理の教科書代わりになろうとしているように感じた。

製作者の努力には敬意を払うが、失礼ながら、これだけの対価を払う価値はないように思う。生徒にはあえて勧めない。

0 件のコメント:

コメントを投稿