2022年2月23日水曜日

帰国子女対策 1年間の総仕上げ

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久しぶりに、塾での帰国子女対策の話をエントリーしようと思う。3学期に入って、日本語学習(漢字学習の初級・中級)のテキストを終えた。テストをつくること51回。だいぶ、「この漢字は知っています。」という言葉も出てくるようになった。先日、最後の全校漢字テスト(朝のSHRでやるらしい。)があった。漢検4級レベルの全23字の熟語入りの文章が2問ずつ、合計46文のうち、読み10文、書き10文のテストである。これまで、1学期は目も当てられず、2学期は少しずつ対策もしても正解は半分以下だった。最後のテストだし、テキストも終わったので、頑張ろうか、ということになった。何より、最初から本人が熟語の意味を翻訳して理解しようとしていたのだ。で、結局読み・書きの準備テストを私がつくってあげることになった。もちろん、文章は全て英訳しておいた。(英訳と言っても、最近のGoogle翻訳は進歩していて、サバイバル・イングリッシュの私でもなんとかなるのだった。)

そして最後の試験で、なんと19/20点を獲得してくれた。クラス中で大拍手が起こったと担任の先生に聞いた。さて、学年末考査である。日本語の日常会話のリスニングはだいぶOKになってきたが、文章の読解力はやはりまだまだ厳しい。世界史Aなら私も教えられるので、漢字テスト同様頑張ることになった。ありがたいのは、世界史Aの試験日は学年末考査の最終日なのでたっぷり準備期間がある。世界史Aでは問題プリントが4枚配布され、そこからかなりの量が出ると聞いている。今回は、全ての問題を私が英訳した。これが意外に時間がかかる。よくある文章の空欄を埋める問題でも、まず空欄の箇所の正解を入れて英訳し、さらにその空欄の部分を消して(1)とかに直すのである。今日は陛下のお誕生日で休日だが、結局2枚分を作成するのにかなりの時間を費やしたのだった。(すでに2枚分は作成して渡してある。)このサポートで、世界史の点数が伸びれば、彼の自信になるだろうし、2年生からの勉強ののためのスキル、あるいはヒントになるかもしれない。そう思うと、たいした苦ではないのだった。頑張れW君。

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