2017年12月9日土曜日

IBTの話(146) 最後の授業

この3日間、ブログを更新できなかった。進学指導上のとある大きなアクシデントがあって、帰宅がかなり遅くなり、初日はブログ更新できる状態ではなく、次の日はその解決の糸口が見つかりホッとして、さらに昨日は以前のものよりは大きくないが、新たなアクシデント発生して、という感じである。少しばかり私の体調も悪化している。そんなことより、これまでなにかと弱気だった学生本人が、解決に向けてすごく前向きに取り組んでくれているのが何より嬉しい。
ところで、この件はさておき、この3日間はなかなか濃い3日間だった。昨日で私費生(つまり我がクラスの学生は全員)の授業は終わりである。実は、K市外大に合格したK君は最終日、渡日し入学手続きに行くことになっていたので、一昨日にポスト構造主義のドゥルーズとデリダの哲学史講義をやり終えた後、残りの時間を使って、昨年同様、ウーリーシンキングを実践したのだった。B組にもマレー系を中心とした4人の私費生がいるので同様にした。これまで何度も実践してきたアクティビティだが、いつも盛り上がる。この毛糸を巻いた棒を日本からスーツケースで運んできたことを知った我がクラスの生徒が感動してくれていた。こういう純粋な学生達を教えていることの喜びもまた格別である。
昨日のK君抜きの我がクラスでは、ちょっとディベートをしてみた。JICAの高校セミナーなどでやった複数のチームで行うものだ。これからのアジアはどうあるべきか?日本・中国・マレーシア・アメリカチームで、それぞれ立論させてみた。日本は現状維持、中国はアメリカの影響排除・アジア諸国でまとまっていくこと、マレーシアはさらなるASEAN諸国の経済発展を先進国の協力のもと進めること、そしてアメリカは各国が福祉を増強してそれぞれ経済発展より国民の幸福を追求すべしという立論だった。

なかなか面白い。反駁はアメリカに集中した。(笑)

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