2015年6月8日月曜日

日経 CO2をメタンに変える話

メタンガス(CH4)
日経の科学技術面に、静岡大学の福原長寿教授と触媒メーカーのキャラーが、CO2を高速で燃料ガス(メタン)に変える技術を開発したという記事が載っていた。直径数mm長さ25cmのアルミ細管の内側に触媒となるニッケルのナノ粒子を含ませた多孔資材料を塗布し、これを束ねてパイプにするらしい。一方からCO2と水素の混合ガスを流して加熱すると、内部で化学反応し、他方でメタンガスが出る。

直径2mmのパイプで実験すると、1.5ccを変化させたそうで、収率は9割と高く、大量処理も可能。このCO2と水素でメタンをつくるという事は以前から知られていたが、これまでは効率が悪く実用化の目処はたたなかったらしい。

今回の静岡大の技術は、CO2と水素ガスを触媒のニッケルにうまく接触させる工夫がうまくいき、大幅に高速化が可能だという。今後共同開発先を募り、プラント検証を行っていくそうだ。

…こういう科学記事は、いつも書いているが、完全文系の私は、メタンがCH4だったことも忘れていた。(笑)どうのこうのと評論などできない。でも、ESDで環境問題も関わっている私にとっては、大きな朗報だと感じる。これからまだまだ時間がかかるかもしれないが、地球規模で広まればと、素直に思うのだ。

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