2014年3月22日土曜日

アフガニスタンの「ゆるキャラ」

アフガンの「ゆるキャラ」バハールちゃん
NHKの朝の番組が、海外の「ゆるキャラ」の話題を放送していた。ゆるキャラといっても、日本のような着ぐるみではない。フィンランドのゆるキャラは、2Dで、HPなどで人気なのだそうだ。私が気になったのは、アフガニスタンのゆるキャラ。これもぬいぐるみと言った方がいいのだが、アフガニスタンの現状を考えると、「ゆるキャラ」というコトバと国情のアンバランスが激しい。今日の朝刊でも、首都カブールのホテルでタリバンがテロを行い、9人が死亡したという報道がなされていた。

殺伐としたタリバンの人々からからすれば、在日本大使館の設定した「ゆるキャラ」などという存在自体想像もできないだろうと思う。でも、このバハールちゃん、なかなかかわいいではないか。アフガンの羊で、民族帽をかぶっている。

私は、「ゆるキャラ」という存在自体、極めて日本的な多神教的文化だと思う。時折、多くのゆるキャラが集まってコンテストなど開いているが、実に平和で日本的な話だ。別に彼らは神ではないが、そういう各地のシンボル的な存在を作り出す風土に、土着の多神教的な感覚を感じるのだ。

思えば、「千と千尋の神隠し」に登場する八百万の神たちは、海外ではどう映ったのだろう。妖精や妖怪と映ったのだろうか、などと考えてしまうのだった。

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