2014年3月21日金曜日

A・グルスキー展に行く。

国立国際美術館
大阪・中ノ島にある国立国際美術館で開催されているアンドレアス・グルスキー展に妻と行って来た。ドイツの写真家である。妻が、京阪電車の駅に置かれていたチラシを手に入れてきて「行こか。」と言ってきたのである。そこには、”カミオカンデ”という小柴博士がノーベル賞を取った時に紹介された施設の写真が載っていた。

昔、国立国際美術館は、大阪万博のお祭り広場の北側にあったのだが、移転後に行くのは実は始めてである。そのほとんどは地下にあった。正直なところ、あまり期待せずに行ったのだが、これがなかなか良かったのだった。

http://www.fashion-headline.com/article/img/2013/07/04/2401/25915.html
私が気に入ったのは、フランクフルトと題された空港の写真。巨大な案内表示板の下とカウンターに集まる乗客の一瞬を捉えたものだ。もちろん巨大な写真なので、行き先がよくわかる。南アからの帰路に利用したLH(ルフトハンザ)のOSAKA行きの表示も発見した。(笑)それぞれの行き先に想いをはせて、想像が広がる写真だ。

また「オーシャン」と題された衛星写真があった。実は、会場にはタイトルはついていない。パンフレットにのみ表記されている。これもまた新鮮である。最初、一瞬なんだかよくわからなかったのだが、すぐ北大西洋だとわかった。グリーンランド、アイスランド、カナダのニューファンドランド島…。インド洋や南極の作品もあった。世界地図を切り取ったような、凄い写真だった。

構図の妙。色彩の妙。写真というより絵画。どれもが素晴らしいものだった。

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