2014年2月27日木曜日

毎日 木語「アンネの日記事件」

トリップアドバイザー提供 アンネの家 
最近の毎日新聞はキレがいい。長年愛読しているが、最近、示唆に富む記事が多いと思っている。さて、今日の朝刊3面の「木語」(金子秀敏専門編集員)には、「アンネの日記事件」について、「計算したようなタイミングだ」とあった。

アンネ・フランクはオランダの少女だった。(私もアムステルダムの彼女が隠れていた家の前まで行ったことがある。)そのオランダで来月下旬に核安全保障サミットが開かれるらしい。もちろん安部首相も出席する。前回の議長国は韓国で朴大統領も出席し、オランダと首脳会談をするだろう。オランダといえば、WWⅡ中、日本軍がインドネシアで捕虜収容所のオランダ人女性を慰安婦にした。従軍慰安婦問題で日本批判を続ける朴大統領がこの問題を取り上げないはずはない、とのこと。その直前にこの事件。「反省しない日本人」にオランダも黙っていられるだろうか。…というわけだ。

また中国の習主席は、このオランダ・核安全保障サミットの後ドイツなどを訪問する予定で、ロイター電によるとドイツ政府に中国の外交官がホロコースト施設を訪問したいと打診したという。「ドイツはどのようにユダヤ人に謝罪したのか日本人に教えてやってくれ。」と頼まれたドイツはこれを断ったという。

…アンネの日記事件と東アジア外交、意外な結びつきが明らかにされていた。「木語」では、「犯行の全容を解明しておかないと、のちのち大変なことになるかもしれない。」と結ばれていた。

…今回の「アンネの日記事件」にたいして、私も怒りがこみ上げている。ユダヤ民族の味方をするわけではない。これがコーランであっても同様だし、資本論であろうとも、またあの平泉澄の著書であっても同様。書籍を侮辱するすることは、文化全体に対する侮辱であり、天に唾する者である。一刻も早い全貌解明を望みたいものだ。

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