2012年9月17日月曜日

「中東の安定は人材育成から」

3連休最終日、学校に行った。もちろん文化祭の準備の付き添いである。私の想定の80%くらい進行していた。開始時刻ではリーダーの女子生徒1人で心配したが、次から次へと生徒が集まり、最終15人くらいで作業していた。うむうむ。文化祭の報告は、後日まとめてするとして、今日はモーニングで読んだ日経の記事について書きたい。

本社コラムニストの脇祐三氏の『中東の安定は人材育成から』という記事である。要旨はおよそ次のようなものである。

アラブの春はチュニジアから拡がって独裁体制が終焉した国が現出した。しかしながら、エジプトを例にとると年6%の実質経済成長率を実現しながら人口増加率に社会基盤の整備が追い付いていない。大卒でも職がない状況である。
IMFは、「マクロ経済指標は良くても国民が生活の好転を実現できていない。」ので、インクルーシプ・ディベロップメント(inclusive development: 多くの国民を疎外せず全ての階層を内包する経済開発)が、重要であると指摘している。インクルーシプ・ディベロップメントの為には、その基盤となる理数科教育による人材育成が大いに有効であると考えられている。エジプトでは、JICAと早大・九大・京大など12の大学と協力してエジプト日本科学技術大学を昨年開設した。アラブ世界では、価値観の対立しがちな欧米より日本に協力を求める傾向が顕著である。先日のエジプト総選挙でも日本の支援だけを求めたくらいだ。日本の貴重なソフトパワーである。

私がこの記事に注目したのは、今日の画像にある中東諸国とアジア諸国の数学・理科の中2レベルの学力対比表が興味深かったからでもある。(残念ながら出典を書きとめるのを忘れてしまった。)この表で全てが測れるわけではないし、ひとつの目安なのであろうが、中東諸国(イスラエルも含めて)が世界平均以下であること、意外に日本が低いことが印象的である。うーん。これだけでも、いろいろ考えさせられるのである。

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