2010年4月9日金曜日

松屋町の『きたなシュラン』


 今日は、離任式であった。U先生、国語のM先生、そして英語のM先生が出席していただけた。いつも離任式は生徒がしっかり聞いてくれているのだが、今日は特別しっかり聞いていてくれていた。頭も動かない。U先生の離任の挨拶は素晴らしいものだった。茶目っけたっぷりに、しかも教師としての本分を”凜”として伝えられた。U先生最後の生徒へのスピーチだと思うと目頭が熱くなった。国語のM先生の話もよかった。自分の病気の話をユーモラスな語り口で説いてくれた。みんなシーンと聞いていた。英語のM先生の話もよかった。彼の美学に彩られていた。特に、最後に「私的な挨拶ですが…」と言って、口調を変え、愛するバレー部に辛口の檄を飛ばしたのだった。私の知る限り最高の離任式だったと思う。 

 さて、昨日の血液中の酸素不足の件だが、今日も尾を引いていた。普通でも足の太ももが堅いというか、”元気玉”がウロウロしているというか…なのだが、今日はとにかく足が痛かった。昨日H先生は「水を飲み、塩分を控えるようにしてください。」と言っていたのである。で、塩分を…と思ったらハタと気づいた。

 最近、松屋町筋ぞいの某食堂にかよっているのだが、そこの店は塩分が高いのである。この店は、昨秋くらいから、本校教員が続々と通いだした『きたなシュラン』である。とにかく安い。私の大好物はかつ丼であるが、なんと450円なのである。近くのたこ焼き屋の「やきそば」500円より安いのである。かつ丼にはなぜか、サービスでエビの天ぷらが1本入っている。不思議だ。漬物も山盛りで塩分がきつい。そして最後にバナナが1本つく。職員室に、バナナを持った先生が帰ってくると、そこに行ったことが明白になる。うまくて安くて、エビ天も入ってバナナつきである。そういえば、今週は月曜は愛妻弁当、火曜はかつ丼、水曜はかつ丼、木曜はたこ焼き屋のやきそば、そして今日もかつ丼だった。3日も『きたなシュラン』してしまったのである。…塩分過多である。

 こんなことをしていては、えらいことになる。私はダメになる。…と思った離任式の日であった。

2 件のコメント:

  1. 松屋町は、卒業してからここ数年で大きく変わってしまいました。
    駅階段の横の、コンビニなんて信じられません。
    でも、あの下町のような雰囲気が結構好きでした。
    テスト期間中になると、お昼ごはんを外で買って、教室に持ち帰り、
    その後先生が教室を巡回にくるまで、勉強。
    しかし、半分以上はお話の時間と化していましたが。

    我らがM先生は、王国から去ってしまったのですね。
    なんだか、とっても寂しいです。
    この前、先生にお会いして久しぶりに文学作品が読みたくなり、
    先日「山月記」を再読しました。
    中国語を勉強した今、高校生の時とはまた少し違う印象を受けました。


    春は、季節もいいし、ご飯は美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまいますよね。
    お体に気をつけて、塩分控えめで♪
    素敵な休日を!

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  2. コメントありがとう。読者登録ありがとう。M先生は、演劇部に囲まれて離任していきました。生徒諸君のやさしさは、ホント、本校の伝統です。今日は、もうすぐしたらまたH鍼灸院にいきます。H先生が心配されているので…。

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