2022年5月25日水曜日

アフリカの日に寄せて

5月25日は、OAU(現AU)の創立記念日で、「アフリカの日」である。”オメデトウ、アフリカ”と言いたいところだが、本年1月に国連経済社会局が発表した2022年・2023年の経済成長率は、それぞれ4.0%、3.6%であり、全世界的なコロナ禍の影響を受けていること、その脆弱性が指摘されている。

ワンクチン接種率は、13億人の中で、1回でも受けた比率は10%前後、多くの国で5%に満たないのだという。私はワクチンに関しては懐疑的なので、コメントしようがないが、先進国からの危険感があるゆえに、観光業などへの影響は大きいようだ。

https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/01/ef17a54c8d80c02d.html

アフリカの医療状況(私はケニアやブルキナファソくらいしかわからないが…。)を鑑みるに、10%という数字には納得である。南アなどは、ほぼ先進国なので、接種率は高いだろうが、他の国では、都市住民でもあまり受けないだろうと思う。そもそも、ケニアなどではマラリアの熱が定期的に襲ってくる土地でもあるので、コロナなのか、マラリアなのかさえわからないに違いない。まして、ブルキナなどでは病院に行くことさえ拒否的な人々が多い(JICAの看護師さんの言)。そう簡単に接種が進むとは思えない。しかもアフリカの人々は、免疫力が高そうだし…。

ただ、コロナ禍による経済の停滞によって、様々な問題が浮き上がってくるように思う。先進国の経済停滞による国際支援の縮小、ウクライナ戦争による食糧問題などもアフリカに影を落とす可能がある。心配である。まあ、アフリカに限らず、全世界的な問題であるわけだが…。

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