2021年1月24日日曜日

書評 人類の選択 佐藤優2

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5ed4614ec5b6a23f84cf30d6
アメリカの民主主義ことが非常に気になるが、未確認情報が多すぎて、何となくエントリーを控えている。とはいえ、今読んでいる「人類の選択」に、関係する面白い記述があったので記しておこうと思う。まあ、いつもの米国のデモクレイジー外伝である。

その一つは、アンティファについてである。極左暴力集団と記されることが多いが、アンティファとは「アンチ・ファシズム」の意で、アナーキスズム集団である。よって、オレゴン州・ポートランドで今も暴動を起こしている。ポートランドは、極めて左派的な都市で、貧困に沈む麻薬中毒患者にも優しい街である。シアトルやデンバーにも拡大しているとか。彼らはマルキストではなく、アナーキスト(無政府主義)である。バイデン政権になろうと、その国家の否定方針は変わらない。これからも全米各地で暴動が起こりうるわけだ。

もうひとつ、トランプがプレスビテリアン(スコットランドのカルバン派=長老派)であることは知っていたが、意外に歴代アメリカ大統領で、カルバン派は少ないらしい。国際連盟を唱えたウィルソン、ノルマンディ上陸作戦の英雄アイゼンハワーとトランプだけらしい。トランプが逆境にあっても自分の意思を押し通せたのは、カルバン派特有の予定説による選民意識がある故だろう。(何度か書いているが、私はトランプ信者ではない、今回の不正選挙について憤っている故にトランプ側についている。)

ちなみに、この「人類の選択」では、グローバル化と国家主義を対比的に描いている。この件については、もう少し読み込んでからエントリーしたいと思っている。

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