2021年1月3日日曜日

今更のMASTER KEATON

子供の頃の正月の思い出としては漫画を買ったことしかない。小学生の頃、お年玉で、普段買えない「少年」を買ったり、のらくろ漫画全集を買ったり、少年サンデーと少年マガジンと少年キングをビンゴ買いしたりしていた。これに少年ジャンプも加わったりした。小学生の頃は漫画家になりたいと思っていた時期もあったのだ。(笑)

というわけで、今年は久しぶりに漫画を買いたくなった。妻と共有できるのはやはり浦沢直樹である。大洲の古本ショップで見つけたのは、「MASTER KEATON」1~4巻である。この浦沢作品の名前は知っていたが、読むのは初めてである。大学生の頃、ビッグコミックとビッグコミック・オリジナルは良く買って読んでいたのだが、苦学生であったので、最も先に削減対象となった。この作品はそれより後の連載であるから、読んでいないというわけだ。

この「MASTER KEATON」は、基本的に一話完結になっているのでありがたい。内容も実に面白く、一話一話味わって読んだ。私は浦沢直樹は「パイナップルARMY」から入ったが、比較的良く似ている兄弟作品であると思う。舞台が海外、特にヨーロッパ中心であることも、軍事的な話も、であるが、さらにヒューマンな温かさが前面に出ている話が多い。浦沢直樹の画力も凄いし、大満足の作品群であった。

正月は、できれば、何も考えたくない…。今年は特にそう思ってきた。明日から仕事である。

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