2018年8月26日日曜日

国際アジア法政策学科

PBTで、私費留学生の進路指導を担当していると、意外な発見がある。先日も某県立大学の経済学部は、(就学ビザをすでに取得している)日本在住の留学生しか受験できないとか、文系であっても理系の学問を学ぶことが可能な私大があるとかを知り、大いに経験値を上げた。

そんななかで、「国際アジア法政策学科」という学科があることを発見した。これまで、日本の教え子が何人か学んでいる大学の学部で、私も評価している学部なのだが、このような学科ができているとは驚いた。

ベーシックな欧米の法を学ぶのは当然だが、「世界には、長い歴史と固有の文化をもった多くの国々があり、そこではグローバル化の進展とともに、それぞれの地域・社会の法の下でかけがえのない生を営んでいる人々がいるからです。」(学部HPより抜粋)とあって、シラバスを見てみると、ドイツ私法、フランス公法、タイ法、ベトナム法、カンボジア法、中国法などの講義がある。

他にもグローバルスタディーズセミナーというカタチで、ロシア語で学ぶ民族問題やオランダ語で学ぶベルギー、アラビア語で学ぶイスラム社会、スペイン語で学ぶ南米ペルー社会などといった国際関係の講義も充実している。実に面白そうだ。できることなら、私が入学したいくらいである。(笑)

マレーシアからの留学生としては、アジア法政策の講義の中に、なぜマレーシア法がないのかと思うのは当然。卒論のテーマと定めて、新しい分野を開拓する楽しみもあるというもの。私は、彼にこの学科の受験を勧めたのだった。

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