2022年12月29日木曜日

You Tube「放送禁止用語」

私がよく見るYou Tubeシリーズ第三弾。H氏という放送作家の「テレビ悲報」である。様々な問題を見事に言語化する人である。「意外すぎる放送禁止用語 10選」の回を覗いてみると、次のような語彙が自主規制されているのだという。
https://www.youtube.com/watch?v=PtEjIOfaV8M&ab_channel=%E9%95%B7%E8%B0%B7%E5%B7%9D%E8%89%AF%E5%93%81%E3%80%8C%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E6%82%B2%E5%A0%B1ch%E3%80%8D

1:将棋倒し 明石市の事故以来、この語彙は将棋連盟から将棋のイメージが悪くなるとのクレームで使えなくなったらしい。
2:サラブレッド 例えば、政界のサラブレットというような表現は、優生思想につながる、とのこと。
3:女傑 女性蔑視に関わる語彙で処女作なども今は使わないそうだ。 
4:八百屋などの「屋」 見下した表現なので不可。青果店と称するようになっている。なんかせちがない。
5:肌色 ポリティカル・コレクト(社会の特定のメンバーに不快感や不利益を与えないように意図された政策:政治的妥当性)故。 
6:ハーフ 半分という意味がいけないそうだ。ダブルやミックスを最近は使用するとのこと。
7:メッカ 2008年頃から 地名を比喩的に使うなということらしい。
8:他力本願 他人任せという意味に誤用されている故らしい。
9:芸人 本人が使うのはともかく、侮蔑的な表現であるそうな。お笑い芸人はいいそうだ。
10:外車と外人 排他的な印象を喚起するからという理由。

あくまでもTV局の自主規制だが、クレームに対する危機管理らしい。言葉狩りになっていくことの是非もあると思うのだが、こういう情報は、教師としても知っているべき情報である。いつからか登校拒否は不登校になった。こういう語彙の変化は、時代の要請なのである。ところで、同じチャンネルで、NHKの100分で名著「統合失調症という才能」も実に勉強になった。そう、分裂症という語彙も統合失調症に変化しているのである。
https://www.youtube.com/watch?v=5F55ajucpsI&ab_channel=%E9%95%B7%E8%B0%B7%E5%B7%9D%E8%89%AF%E5%93%81%E3%80%8C%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E6%82%B2%E5%A0%B1ch%E3%80%8D

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