2012年5月6日日曜日

NHKで”WALL・E”を見たのだ。

昨晩、偶然妻と共に『ウォーリー』というディズニー映画をNHKで見た。子供の日に、こういう良い映画を地上波で始めてやるとは、なかなかNHKも粋なことをするもんだ。DVDもビデオもない時代遅れの我が家では、NHKの放送料分、楽しく視聴したのだった。

私は滅多なことで映画を見に行かない人間なので、始めて見たのだが、ウォーリーの感情豊かな仕草は、ほんと良く考え演出されている。全く予備知識なしで見たので、ストーリー展開も意外だった。妻は、ウォーリーやイヴに「かわいいやん。」「かわいいやん。」と連発してうるさい。(笑)

こういう機械が感情をもつという設定、私は「ラブバッグ」という古い映画を思い出した。小学校の時だったのだろうか、体育館で見た記憶がある。フォルクスワーゲンのビートル車が意志と感情をもち、主人公を助けラリーで優勝するという話で、強く印象に残っている。たしか物語の最後のほうで、主人公の母親が「息子はインド哲学を学んで全てのものに意志があるとわかったようだけど、私はずっと前から知ってたわ。」とアメリカのおばちゃんらしく言うのだ。私は、”インド哲学”というコトバにある意味衝撃を受けたのだった。インド哲学というコトバ、私はTVドラマで初めて知った。「ケンチとすみれ」というドラマで、主人公は建築家になるのだが、青島幸雄扮する友人がインド哲学の徒となるのだった。おお、なんかワカランが、インド哲学、いいのではないか。

インド哲学…TVや映画で私の脳裏に植え付けられた不思議な「概念」。案外、こういう子供のころにインプットされた属性は重要ではないかと思うのである。子供の日に、「ウォーリー」を見た子供にも、そういう何かしらの属性が植え付けられていたら素敵だなと思ったりするのであった。

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