2023年11月29日水曜日

追憶:ワシントンD.C.

https://www.travelbook.co.jp/topic/18268
You Tubeの「しげ旅」は、ニューヨークからワシントンD.C.に入った。ワシントンD.C.には、私は3回訪れている。教育委員会の視察旅行、ニューヨーク行きでの日帰り旅、工業高校での担任卒業旅行である。

「しげ旅」は相変わらずの食レポが主なのだけど、バスでユニオン駅に到着後、キャピタルヒルやホワイトハウス、ワシントン記念塔、リンカーン記念堂、さらに私が行っていない(かなり遠い故)ジェファーソンの記念堂といった定番を回っていた。意外にワシントンD.C.は、あまり変化していなかった。

ワシントンD.C.は、見どころ満載の街である。最初に訪れた教育委員会の視察旅行では、定番をまず回った。キャピタルヒルの中を見学した。各州から代表的な人物の像が廊下に並んでいることや、上院では、古い議員が前に座るという、日本とは逆の座席指定であることには驚いた。ホワイトハウスは予約制だが、中に入ることが可能。後で、学んだが、ファーストレディが内装も変えるそうで、JFKの時は真っ赤な壁だったらしい。普通、予約しても1週間待ちくらいだという。初回の訪問では、リンカーンの博物館と暗殺されたフォード劇場にも行ったし、11月で紅葉のの美しいアーリントン墓地にも行った。

https://note.com/kashiwashobho/n/nae92095a5053
ニューヨーク行の日帰りの時(ペン駅からアムトラックで3時間ほど)は、USホロコースト・ミュージアムが主なる目的地で、4月だったので、桜吹雪の中を訪れた。B&Bのオーナー、日系2世のサナエさんからスミゾニアン歴史博物館訪問を勧められ、日系の展示を見てきた。これは、ホロコースト博物館と共に社会科教師として見ておくべき重要な展示だった。ホロコースト博物館については、文章化するのが難しいほどの衝撃的な博物館であった。US(連邦)が冠されている意味は大きい。ここも予約制だったのだが、日本から来ていたこともあって、ボランティア・スタッフのおばさんに、すぐに入館できるようにしてもらった。ユダヤ人は、敵も多いが味方を増やす努力も尋常ではない。その後、イスラエルのヤド・ヴァシェム(ホロコースト記念館)にも行ったが、こちらの展示の方が遥かに強烈である。アウシュビッツは本物であるので、対比することに意味はないが、それくらい凄いといえるだろう。特に使用されていた貨車の中を通る時の霊的圧倒感の強さは、アウシュビッツのガス室同様、筆舌に尽くしがたい。

工業高校での担任卒業旅行の時は、桜が満開のポトマック川を超えて、バージニア州のアレクサンドリアに行ってきた。落ち着くいい街だった。この時は、独立宣言の展示で有名な国立公文書館やFBI本部ツアーなんかにも行ってきた。ところで、ワシントンD.C.は、黒人の人口比率が最も高い街である。朝マックを食べにったとき、レストルームで、シャンプーをしている黒人青年に出会った。これには驚いた。また地下鉄を何度も利用したが、駅のデザインが全て同じで驚いた。意外なワシントンD.C.の一面である。

さてさて、3回のワシントンD.C.訪問で、毎回行ったのが、スミソニアン航空宇宙博物館(一番上の画像参照)である。航空ファンにとっては、とにかく素晴らしい天国のような場所である、としか言いようがない。「しげ旅」では結局入れずじまいだったようだ。まあ、個人的な属性の相違であろうが、実にもったいないと思った次第。

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