2016年4月17日日曜日

マレーシアの第一印象

ホテルの朝食です。中華系+マレー系
マレーシアに来て17日。こうして、WEBがつながりブログを再開できたわけですが、エントリーしたいことはたくさんあります。焦らず、順に書いていこうと思います。まずは、マレーシアの第一印象について。それは、人が穏やかで親切なことです。

マレーシアは、土地の子(ブミプトラ)と呼ばれるマレー系の人々が約60%、(植民地時代に錫鉱山の採掘のために来馬した)華人(中国系)の人々が約30%、(植民地時代に天然ゴムの栽培のために来馬した)インド系の人々が約10%、という多文化共生社会です。首都のクアラルンプールでは、華人の割合がもっと高いのではないかと思います。

マレー人は、ムスリム(イスラム教徒)です。女性はトゥドウンと呼ばれるスカーフをつけています。意外にカラフルで、個性的で、おしゃれのひとつとして着用しているように感じます。しかもロングドレスの人ばかりではありません。スカーフはしていても、それ以外は西洋的な服装の人も多いので、イスラムでも、アラブ世界のイメージではありません。マレーの人々は、目があったり、挨拶するとほとんど例外なく、微笑んでくれます。バスでは、若い人は立ったままのことが多いですし、座っていても老人に席を譲ります。先日、マレーの青年に人生で初めて、席をゆずられました。(苦笑)華人の人々は、マレー人ほど、いつもニコニコしているわけではありませんが、大陸の人々よりはるかにおとなしいと思います。行列をする時も、静かに並んでいます。(大陸の人々を知る私にとっても大いに衝撃を受けました。)もちろん、屋台のおかみさんなんか、無茶苦茶愛想がいいです。常に微笑んでくれています。インド系の人々との関わりはあまりありませんが、バスなどで同乗しても全く違和感はありません。要するに、3つの民族とも極めて温和なのです。しかもやさしいのです。

4月1日。空港からKLセントラル駅に着いた私は、駅員の方にも乗客にもやさしく助けられ、無事ミッドバレーのホテルに到着しました。モールで食事しようとしたのですが、手持ちのマレーシアのお金がRM3ほど足りなくてどうしようと思ったら、後ろに並んでいた華人の青年が日本語で、「大丈夫、ワタシが出してあげますよ。」と言ってくれました。RM3は、日本円に直すと100円にも満たない金額ですが、こちらでは300円くらいの感覚です。見ず知らずの私に、「日本に行ったとき、いろいろ親切にしてもらいましたから。」と言ってくれたのです。合掌。初日から、思っても見ない親切を受けたのでした。素晴らしいマレーシアの第一印象でした。

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