2026年1月16日金曜日

アーミッシュ 備忘録1

https://picosta-hair.com/2017/07/15/amish/
『アーミッシュ もう一つのアメリカ』(菅原千代志著/丸善ブックス 1997年)を本日、帰宅通勤時に読み終えた。本書の興味深い内容も備忘録的にエントリーしておきたいと思う。

まずは、アーミッシュの比較宗教学的総論。彼らはルター派の流れをくむが、ルターが積極的だった幼児洗礼を認めない。メノナイトやアーミッシュは再洗礼派と呼ばれるのはこのためである。また人間の共働の重要性を解くツヴィングリの影響を受けている。彼らが現代技術(電気や自動車など)を使わないのは、コミュニティと家族の絆を弱めると考えているからである。(本書では、よく似ているメノナイトは、アーミッシュより比較的現代技術に寛容であることが示されている。メノナイトが自動車を所有・運転しているとの記述がある。また、アーミッシュの中でも、完全に現代技術を否定しているわけではなく、コミュニティごとに差があることも記されている。また自動車は所有しないが、バスに乗ってフロリダ旅行をしたという記述も見られた。)

アーミッシュのルーツは、スイスやドイツで、現在使われている言語は、古ドイツ語混じりのペンシルベニア・ダッチであるが、外部との言語として英語も使う。英語は、子どもたちは、ワンルーム・スクール(1年生から8年生まで同じ教室で、若い独身女性教師1名と学ぶプライベート・スクール)で学ぶとの記述があった。ちなみに聖書を読むための北部ドイツ語も学ぶという。

ちなみに、アーミッシュは建物としての教会を持たない。(教区といったほうが妥当。)各州の日曜日、メンバーの家で持ち回り礼拝(十字架のない場所で行われる)をすることから、ハウス・アーミッシュと呼ばれる。一般に、20~30家族で構成され、ビショップ(最高責任者:洗礼・結婚・規律を乱した者の分離や復帰を司る)1名、ミニスター(ビショップの補佐:礼拝でメモや本を使わずに説教する。)2名、ディーコン(総務・財政的役割:礼拝の準備や進行、メンバーの窓口的役割も担う)1名のリーダーのもと運営されている。

…比較宗教学的に見ても、かなり独特な宗教集団であるのだが、私自身異教徒でありながら、その自然満ちた生活の描写に大いに惹かれるところがあった。明日は、いよいよ共通テスト第一日目であるので、毎年行っている社会科のテスト内容の考察も控えているのだが、さらにアーミッシュの備忘録の続きもエントリーしたいと思っている。

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