2025年10月5日日曜日

PP 自由貿易体制から考える

自由貿易体制が、歴史の所産(1929の世界大恐慌からWWⅡ)によるものであることは、世界史や政治・経済で受験する生徒には重要な学びだと私は考えている。よって、少し復習的に、経済思想のアダム・スミスやリカード、ケインズも交えて講義した。(ただし、日本史・倫理選択組には直接関わらないので、定期考査の出題範囲からははずしている。笑)

現在の途上国も巻き込んだ自由貿易=グローバリゼーション体制化では、サプライチェーン化が最も重要だと私は考えている。このサプライチェーンに入っているか否かは途上国の格差を生んでいるからである。先進国企業の様々なスキルを学んだマレーシアのように、代替工業化が進んでいる国を知ったのは、在マレーシア3年半の大きな収穫である。生徒諸君は、”ペンソニック”というマレーシアの企業名に大笑いしていた。

さらに金融立国や先進的な技術を持つ国々(その実際の画像=シリコンウエハーなどもPP化した)との、サプライチェーン、非サプライチェーンの途上国といった周縁化(最後の画像)を示した。これが、現在の資本主義を最も表現したPPとなっている。

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