2018年7月17日火曜日

日本とEUは自由貿易を守る。

日本とEUがEPAに署名した。米国の敵と12点男に揶揄されたEUが日本と自由貿易を守ろうとしている。米国のポチである日本としては、少しばかり危険な賭をしたわけだが、現政権に多少なりとも批判的な私も、このEPAには賛成である。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018071701041&g=pol

自由貿易の最大のメリットは、平和であると私は思っている。グローバルな自由貿易は、戦争回避に最も有効だ。1929年の世界大恐慌以後保護貿易化して、WWⅡが起こったことへの反省から、戦後の自由貿易体制が作られた。GATTからWHO、さらに各国間のEPAへと続く自由貿易を守る人類の叡智を私は支持したいのだ。よく、第三次世界大戦が起こるなどと言う人がいるが、米国と中国がいかに対立しても、経済的な結びつきがある故に、デメリットの方が絶対的に大きい故に戦争は起こらない。

新自由主義の経済思想の影響下で、世界全体に経済格差が拡大し、様々な軋轢が起こっている。ポピュリズムや偏狭なナショナリズムが台頭しているが、このグローバル化を白紙に戻すことは極めて難しいと思う。

米国の12点男は、保護貿易を推し進めているが、おそらくは中間選挙後にレイムダックとなるだろうと私は見ている。ヘルシンキの米露会談は、米国大統領の資質を問うような大失敗。支持者も含めたあらゆる階層の国民から批判が出ているようで、第三者としても、実に喜ばしい。米朝会談も米露会談も結局たいしたことはなかった。もうすでに、彼のプロレス的ゲーム理論は見透かされているようだ。早く来い来い、中間選挙である。

追記:秋田商業高校野球部は、O監督のもと初戦10-0で勝利。まずはめでたい。

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