2025年9月20日土曜日

カーショー引退への祝砲

https://news.ntv.co.jp/category/sports/de859007d3274fc391bacd8d2ef9ac3b
ドジャーズのレジェンド・カーショー投手が、昨日突然引退を発表し、今日本拠地でのレギュラーシーズン最後の先発の試合となった。だが、このままでは敗戦投手となりそうだった。しかし、大谷選手の52号3ランとそれに続くベッツのソロHRで、それを救った。

そもそも大谷選手がMLBに挑戦する時、ドジャーズにも招かれ入団を要請されている。この時カーショーも同席した。しかしDHがなかった故にエンゼルスに入団した。以来、カーショーは大谷選手の印象は良くなかったようで、その後の対戦やオールスター、そしてドジャーズ入団後にその評価は大きく変わったらしい。

18年間、ドジャーズ一筋で、サイ・ヤング賞や大記録の数々を持つ大投手への大谷選手は敬意は凄い。なんとしても敗戦投手にさせてなるものかという想いのこもった一発だった。本人や家族、レジェンドなどの様々な称賛は、まさに全米を感動の渦に巻き込んだ。まるで、ホント映画のようなシーンだった。多くのファンが目頭を熱くしたのだった。私も含めて…。

旧約聖書のトリビア知識1

https://yphhpo.babedz.ru.com/index.php?main_page=product_info&products_id=20566
息子が実家に残した書籍の中に、旧約聖書の世界という特集が組まれた『月刊言語』の2003年12月号を見つけた。10人の研究者による様々な論文と、2003年度の言語学系の大学院の入試問題が載っている。面白そうなので、通勤のお供にリックに入れたのであった。

竹田青嗣氏に「物語」と断罪され、ニーチェに「ニセモノ」とボロクソに言っている旧約聖書ではあるけれど、比較宗教学的な興味はつきない。(笑)

旧約聖書をユダヤ教では、タナハと呼ぶことは知っていたが、モーセ五書のトーラー、預言書と歴史書のネビイーム、諸書のケスービームのそれぞれ頭文字をとっているらしい。正典化は紀元90年頃エルサレムの真西、ヤムニヤに置かれていたユダヤ教の最高法院で最終決定したらしい。キリスト教が(ヘブライ語から翻訳された)ギリシア語訳を広く使うようになったので、恣意的に誤訳されることに対抗したものらしい。キリスト教ではギリシア語訳の配列にしているが、本文と内容については、ヘブライ語訳に準拠しているとのこと。(旧約聖書には何が書かれているか/本田献一)

…以後、気になった内容をエントリーしていこうと思う次第。

2025年9月18日木曜日

野球は退屈ではない 2

https://www.google.com/search?rlz=1C1VDKB_enJP1148JP1149&sca_esv=2bdaff5eaf256dbe&cs=0&sxsrf=AE3TifPVc5ziq_a0zxGU-DQZ6J3AOMvtmg:1758188850108&q=%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B7%E3
%83%A5&stick=H4sIAAAAAAAAAONgVuLVT9c3NEw2KjSrKEgpecRowS3w8sc9YSn9SWtOXmPU5OIKzsgvd80rySypFJLmYoOyBKX4uVB18ixilXvcPO1x88rHzZsfN3eCyd2Pm-c9bt7zuGn74-alAAtKkj1tAAAA&ved=2ahUKEwi75u3ug-KPAxVgZ_UHHRjWHFcQjp4DegQIBBAS
私の勘違いだったのか、今日のフィリーズ第3戦の先発は山本由伸投手のことが大好きなスネル投手だった。(笑)7回を無失点で抑える好投を見せてくれた。フリーマンのHRもあって、打線の援護も万全。8回には、大谷選手の51号も飛び出して、5-0の勝利だった。最後の抑えのスコット投手もなんとか無事に抑えて自信を回復できたようだ。

ところで、いろいろYouTubeを見ていると、フィリーズには大谷選手と関係の深い選手も多い。マーシュ選手(本日の画像参照)は、エンゼルス時代の元同僚というか弟分的な存在。大谷選手のアドバイスを受けて成長した選手で、第2戦では、兄貴分の大谷投手が無失点で降板後、ブルペン陣から逆転3ランを打った。顎髭が凄い。(笑)主軸のハーパー選手は、大谷選手が尊敬するスーパースター。オールスターゲームでは懇意にしている様子が報道されている。そして、現在ホームラン王争いをしているシュワーパー選手。彼とは、互いに尊敬しあっており、今日の試合後も会話しているようだ。

フィリーズのホームは、フィラデルフィア。ギリシア語の「兄弟愛」を名に冠する都市である。またポストシーズンで対戦するだろうが、なんか、いい話である。

2025年9月17日水曜日

野球は退屈ではない

https://news.yahoo.co.jp/articles/793a651144a76d8d7fc25c4c873f8e53f8041f5a
フィリーズと3連戦のうち2試合が終わった。まさにノーヒットノーランと勝利を一気に逃した時の山本由伸投手が、インタヴューで着ていたTシャツ「野球は退屈ではない」というような試合だった。

昨日は、延長戦となって最後は満塁にしながら点を取れず敗退。今日は大谷投手が5回を無得点で抑えて、キケのホームランも出て勝てると思っていたのだが、大谷選手からブルペン投手に代わったとたんに逆転された。しかしその後、チームを鼓舞する50号HR。これで、今年は去年とはまた違う50-50(HRと奪三振数)を達成した。盗塁数と奪三振数どちらが凄いかというのは愚問、大谷投手にしかできない50-50である。凄い記録だ。しかし、結局8回裏に同点に追いついたものの9回に得点され、2連敗になってしまった。この2試合まさに紙一重の戦いであった。…「野球は退屈ではない」

明日は、山本由伸投手が先発するという。このところ、彼の先発試合は凄い投球をしつつも援護がない。なんとしても、この負の「野球は退屈ではない」を払拭してほしいものだ。

2025年9月16日火曜日

アンチクリストの現代語訳 5

https://www.meisterdrucke.jp/fine-art-prints/Antoine-Calbet/1440410/
ニーチェの『アンチクリスト』の現代語訳『キリスト教は邪宗です!』(講談社+a文庫/適菜収訳)の書評第5回目。帰宅時についに読破したので、最終回のエントリー。興味深い記述をいくつか挙げておきたい。

ニーチェは、新約聖書の中で唯一評価しているのは、ローマ総督のポンテオ・ピラト。彼は「真理」という言葉が間違って使用されているを見て、「真理とは何か」と言っている。ニーチェは、新約聖書の中でただ一つ価値を持つ言葉だといい、この言葉こそ新約聖書に対する批判だとしている。調べてみると、ヨハネの福音書18章37・38あたりのことを指しているようだ。

ドイツ人として、十字軍に参加した貴族の高貴なもの(イスラム教)への攻撃を仕掛けたことに胸が痛むと述べ、偉大な自由精神を持っていたフリードリッヒ2世の「ローマとは自刃を振るって戦え、イスラム教とは平和、友好」と語り実行したことを、賛美している。ドイツ人の場合、よほどの才能と自由精神を持っていないと難しい、とも。

さらに、反キリスト教運動であったルネサンスが、馬鹿なドイツ人によって失われてしまったと嘆いている。それがルターである。当時のローマはキリスト教という病気が克服されていた。法王の座にキリスト教はなく、「生(への意思)」が座していた。ニーチェは、チュザーレ・ボルジア(本日の画像参照)の名を出しているが、傭兵であり枢機卿であった彼のことを調べると当時の混乱がよく分かる。ルターは、法王が堕落していると思ったが、本当は全くの逆であるとニーチェは考えている。もう少しでキリスト教が滅ぶところで、ルターが教会を立て直してしまった。本当にドイツ人はろくなことをしない、と嘆いているのである。

…とにかく、最初から最後まで罵詈雑言の書であった。(笑)とはいえ、学院のシスターや洗礼を受けておられる先生方を見て、ルサンチマンをあまり感じないのも事実である。とんでもないルサンチマン集団が、外交・経済・スポーツ・芸能などであらゆる国際的非難を浴び崩壊寸前であることのほうに、これがルサンチマンの極致か、と強く感じてしまうからかもしれないが…。

2025年9月15日月曜日

ユニコーンとモンスターの1日

https://the-ans.jp/column/464368/
ドジャーズは、SFジャイアンツと3連戦。日本時間14日の試合は、カーショーが早くに打たれて厳しい試合だったが、大谷選手の今シーズン最長距離のバックスクリーン直撃の49号HRで、打線に奮起を促し逆転・大勝した。試合を支配する圧倒的な力を大谷選手は持っている。故にスーパースターであり、さらに100マイルの速球を投げるユニコーンと呼ばれる所以である。15日の試合も、その勢いをかって勝ち越した。MLBの過酷な戦いの中で、これだけ安定的に活躍することは本当に凄い。

さて、同じく14日、名古屋でボクシングの井上尚弥選手が、アフマダリエフ選手と戦い、判定勝ちした。これは、最初からの戦略であったようだが、完璧な試合だった。本人は何度もKOしようと思ったようだが、最後まで判定で勝つという戦略を忠実に守った。ハイライトを見たが、最強の挑戦者といわれるアフマダリエフ選手との実力差を感じた。さすが、モンスターである。

大谷選手は、投手復帰も実現しながら、最近は1番バッターとして、For the teamに徹しているように感じている。無理にHRを狙わず、状況に応じたバッティングをしているように感じている。実際、得点数はダントツだ。

ユニコーンもモンスターも、そういうメンタルが強固だからこそ、日本が誇るスーパースターであるのだろうと強く感じた次第。

教材研究 工業と金融の周縁化考

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1574570.html
教材研究のエントリーの続きである。グローバリゼーション下では、自由貿易体制の工業は周縁化している。前回のエントリーで示したように、途上国はサプライチェーンに入っているか否かで、経済発展の可能性大きく違う。一方、先進国の中でも、先進的な技術を持つ国が優位である。その例を少しばかり語ろうと思っている。

設計開発能力:IT(半導体などのハード面とOSなどのソフト面)や航空機、自動車などの設計開発能力(開発資金も含む)をもつ国が最も優位。これは、アメリカ、日本、ドイツ、フランス、イギリスなどになる。中国は、(かなり穏やかに言うと)リーバース・エンジニアリングを行い他国の開発能力を再現することに長けている。今のアメリカの対中強行経済戦略の原因でもあるわけで、このことも少し話しておこうかと思う。

高度な材質:半導体を例に取ると、必要なシリコン加工には、日本の信越化学(世界シェアが40%)とSUMCO(同20%)といった世界を牽引する企業が存在する。純度が高いので、他の追随を許さないようだ。凄いぞ、JAPANという話。

高度な生産設備:日本企業が作った純度の高いシリコン・ウエハースに回路を露光する装置・設備は、オランダのASMLが圧倒的シェア(95%)を占めている。(本日の画像はASMLからインテルへ装置を貨物航空機で運ぶ様子)昔はNIKONやCANONも参入していたようだが撤退したという。ちなみに、隣国の半導体はおろか、自動車などの機械工業の工作機械はほとんどが日本製で、以前感情的に不買運動を頑張っていたが、工作機械も破棄・不買したらよかったのに、と思う。

高度な部品生産:自動車では、最も生産が難しいのは、トランスミッション装置だそうで、日本企業は、アイシン(シェア20%)を筆頭に多くの企業が生産しており、極めて優秀だそうだ。これも同じく凄いぞ、JAPANという話。

先進的ではないが、どこでも作れるわけではない技術として、機械部品に使われる合金鋼がある。粗鋼ではなく、ニッケルやクロム。モリブデンなどを加えた強度・耐摩耗性・耐熱性が優れた素材で、中国やインド、マレーシアなどで生産されている。このあたりは先進国を中核とすれは、その周囲に広がるサプライチェーン国である。

その周縁に前述のサプライチェーンに入れない国々=経済構造の変化という「梯子」を外された国があるわけだ。

ところで、先進国の強みは工業だけではない。第三次産業で最大の収益を上げる金融のことに触れておかねばならない。ネットで、金融立国のランキングがあったので整理してみた。1位はアメリカ、2位はイギリス、3位はルクセンブルグ、4位はシンガポール、5位はドイツ、6位フランス、7位アイルランド、8位香港、9位スイス、10位はオランダ、11位カナダ、12位日本、13位イタリア、14位ベルギーと続いている。かの政府系ファンドのノルウェーは意外に22位だった。金融センターのランキングは、ニューヨーク、ロンドン、香港、シンガポール、サンフランシスコ、シカゴ、ロサンゼルスの順となっている。

…グローバリゼーションのモノ・カネの話をしたので、最後に人についても語っておきたいと考えている。少子高齢化が進む先進国では、外国人労働者の増加という問題を抱えている。ヨーロッパでは、旧植民地からの流入に始まり、EU統合後、旧社会主義国からの流入、さらにシリア難民などのイスラム教徒が流入したという経過が有る。移民国家アメリカでは、中南米からの不法移民を巡って、民主党と共和党の政治的な問題から分断の危機さえ言われている。

…2024年の移民人口ランキングを見つけたので表にしてみた。1位はアメリカ。2位はドイツで、伝統的にトルコ系が多いが、シリア難民を多く受け入れて苦悩している。3位は、アラブ諸国からの労働者の多いサウジ。4位イギリス、5位フランスと旧植民地からの移民の多い国が続き、6位スペイン、7位カナダ、8位はUAE(サウジと同じアラブ系労働者が多い)、9位オーストラリア、10位は意外でロシア、11位はトルコ(シリア難民が多い)、12位はヨルダン(こちらはパレスチナ人)、14位はこれも意外だがウクライナ、15位はインド、16位はパキスタン、17位はイラン。この辺は良くわからない。(笑)18位はマレーシア(インドネシアやバングラディシュなどイスラム系アジア人が多いのは経験上知っている。)そして19位に日本となっている。少しずつ解説する時間があればいいなと思っている次第。