2020年6月30日火曜日

香港国家安全法可決の日に。

https://www.picuki.com/tag/HongKongball
先日、F40の教え子たちがZOOMでミーティングをしていたらしい。らしいと書いたのは、私をそれをメールで知ったのがかなり遅かったからだ。返信したのだけれど、その後すぐ就寝した。翌朝、まだやってますと連絡があって、参加すればよかったと思ったが、後の祭りであった。彼らがどんな会話を交わしていたのか興味がある。(笑)前回のF40の教え子たちとZOOMした時、香港問題について聞いた。意外にも中国側についていたので驚き、「日本はアジアか否か?」というテーマで何回かエントリーして自分なりに考察してみた。

今日、ついに全人代の常務委員会で「香港国家安全法」を可決したようだ。すぐに公布されるようである。少し前、つまり第一回のZOOMミーティングの後、社会学の徒・未だ在マレーシアのD大のL君が、大学の課題「帝国意識」に関する小論を送ってくれた。社会学の徒であるL君は、「天使」的な立場で、社会情勢を見つめることを旨としている。

彼の論文は、一部のマレーシアの中華系の人々が本国である中国の「帝国意識」を共有していることを論じている。シンガポールの華人とも、香港の華人とも、アメリカの華人とも違う立場であることを「天使」は冷静に見抜いている。自己の優越性を示す道具として中国の台頭を利用しているのではないかというわけだ。また、中国のマスコミのプロパガンダは、世界中の華人に統一感を植え付ける装置であると。もちろん「天使」であるからその善悪は論じない。

…「香港国家安全法」と、この影響についてはまだ論じる時期ではないと思う。今日は、L君の論文を紹介し、中国の周縁に住する華人の意識を紹介するに留めたい。

2020年6月29日月曜日

マレーシアとロヒンギャ問題

https://www.sankei.com/photo/daily/news/200417/dly2004170021-n1.html
マレーシアのムヒディン首相が、これ以上のロヒンギャ難民の受け入れは不可能だと表明したようだ。ロヒンギャは、仏教国ミャンマーのマイノリティでムスリムである。マレーシアとインドネシアは同じイスラム教国であり、彼らにとっては好ましい避難国であったわけだ。
https://jp.reuters.com/article/myanmar-rohingya-malaysia-idJPKBN24009E

F42のマレー系国費生に、難民問題を教えている時、このロヒンギャ問題についてどう思うか聞いたことがある。PBL的な授業であったのだが、多くの学生が同じムスリムとして、救いの手を差し出すべきだと答えた。困っている者を助けるのは、ムスリムの教えであるからだ。ただ、社会科学として、難民問題を考えるとき、正義だけでは問題は解決しないことを伝えた。

政策として、難民の受け入れを考えるとき、何人受け入れるのか?衣食住を保証するのにどれくらいの資金が必要か?難民の受け入れ場所はどこにすべきか?住居はと必要最低限の生活用品は?これらを学生諸君に投げかけた。みんな「うーん。」と唸った。

ロヒンギャの人々は、おそらくマレー語はもちろん、英語もできないだろう。彼らを受け入れるということは、将来マレーシアで生きる術としての言語能力が必要だが、それらを教授する体制がマレーシアにあるだろうか?とも聞いた。さらにみんな「うーん。」と唸るしかない。

日本が難民申請に極めて厳しい態度をとっているが、その最大の原因は日本語の修得である。日本語を学ぶ学生たちにとって、その困難さは極めて身近な話である。難民に対し、ただ単に生活の保障をするだけでは、難民政策は完成しないわけで、実に多くの問題解決が必要であることを伝えた。特に、将来マレーシアのテクノクラートと育ってほしい人材であるからこそのPBLだったのだが、結局、「ロヒンギャ難民を受け入れる事は大変である」という以上の結論は出なかった。

今回の首相の発言を、このような背景を元に捉えるべきだろう。コロナ禍で経済が悪化しているマレーシアで、これ以上の受け入れは不可能と言わしめるほどの財政状況なのであろう。それを誰が責めることができるだろうか?実際に政権を担う責任があるということは、正義やイデオロギーだけではままならない。持てる資金で、最も効果的な政策を打つことが求められる。今回のマレーシア政府の表明は、ムスリムとして断腸の思いであったと私は思う。

2020年6月28日日曜日

私益と国益/米中比較

https://www.economist.com/united-states/2020/06/27/is-donald-trump-tough-on-china
先日、少し書いたのだが、習近平を始めとする中国共産党のトップ指導者7名が、公の席に姿を見せず、どうやらコロナ禍に揺れる北京を離れているというのは事実らしい。民主主義国家では全く考えられないし、儒家の本家本元とは思えない。(もっとも中国共産党は儒家を否定しているが…。)南部の洪水被害にもなんら手を打っていないようであるし、プロパガンダで乗り切ろうとしているようだ。インドとの国境紛争も完全に情報隠蔽しているようだ。彼らの頭の中には、国益より私益しかないのだろうとしか思えない。凄いな、と反対に感心する。

一方、米国大統領閣下も、ボルトンの暴露本で、如何に自分の再選のために動いているかがわかる。北朝鮮とのベトナム・ハノイでは、ロシア疑惑の公聴会の成り行きのほうが重要で、ブリーフィングもキャンセル、その成り行きを見ていたらしい。休憩後もすぐさま報道を確認していたという。大統領閣下の思考回路には私益しかないようだ。
かのイランのソレイマニ司令官爆殺も、支持を失いそうになった福音派へのつなぎ止めだったという。これまた、凄いな。

今、世界が米国と中国の対立に右往左往しているが、両トップが私益でしか動いていないとすると、まさにとんでもない迷惑な話だ。人類は古代から少しも進歩していないのだろうか?

https://wedge.ismedia.jp/articles/-/20041
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/18409

2020年6月27日土曜日

日清食品の「ゴリラ一丁」

WEBで、日清食品が出前一丁の新製品で「ゴリラ一丁」というのを発売しているということを、だいぶ前に知った。毎週のように、八幡浜や大洲に買い出しに行くのだが、こちらにはこちらのインスタントラーメン嗜好があって、たとえば、私が最も好きな「エースコックのワンタンメン」などは陳列されていないことが多い。ところが、最近K医院の先生に教えていただいた(業務スーパー並みに安い)スーパーには、「エースコックのワンタンメン」が置いてあって大いに喜んだのだった。で、今日は、前述の「ゴリラ一丁」をついに発見したのだった。妻と、ヤッターと喜んでカゴに入れたのだった。

ところで、最近は、血糖値の問題もあって、コンニャク麺を食することが多い。十年以上前に食べて、「なんじゃこりゃ」と思ったのだが、最近の冷麺風やうどん風など、なかなかいけるのである。妻がスパゲッティに仕上げたりしてくれたが、麺の長さ以外には見た目も味も十分だった。食品もおおいに進化しているのであった。

というような事情もあって、食するのはいつになるか分からないのだけれど、長い間探しも求めていたものなので、嬉しい。その日が来ることを楽しみにしている。

2020年6月26日金曜日

マウントラッシュモアの7月

https://wedge.ismedia.jp/articles/-/20042
サウスダコタ州ブラックヒルズにあるマウントラッシュモア。ワシントン、ジェファーソン、リンカーン、そしてセオドアルーズベルトの4人の大統領の顔が彫られた岩山だ。私は、以前行ったことがある。サウスダコタ州は、アメリカの田舎らしい田舎と言っていい。そもそもなにか観光名所になるものはないかと喧々諤々の議論が行われ、大統領の顔を彫ることになったと現地で手に入れた日本語のパンフレットに書かれてあった。3人の大統領はすぐ決まったのだが、残りを誰にするかで揉め、眼鏡をかけているセオドア・ルーズベルトが絵面がいいということになったと書かれてあった。後に、民主主義の神殿という謳い文句で、大観光地化され、岩山の麓にはアメリカ50州の旗がはためいている。

このマウントラッシュモアを、7月4日の独立記念日前後に、大統領閣下が訪れるそうだ。花火も打ち上げるらしい。ところが、地元のネイティブ・アメリカンの人々が反対している。このマウントラッシュモアは、そもそも彼らの土地であり、白人の大統領の顔が勝手に彫られたもので、差別の象徴であるというわけだ。たしかに、ワシントンは自分の農場で奴隷を使っていたことは明らかだし、バージニア王朝の一人、ジェファーソンも同様。リンカーンも奴隷解放令で有名だが、西部開発のための大陸横断鉄道計画を推し進めた。これはネイティブ・アメリカンにとっては侵略行為に等しい。セオドア・ルーズベルトは、棍棒外交で有名なわかりやすい帝国主義者である。(日本にとっては日露戦争の調停者だが…。)ネイティブ・アメリカンには、この4人の中で最も明らかな差別的政策をとっている。

まさに本田勝一の「殺される側の論理」と「殺す側の論理」のぶつかり合いの様な話である。マウントラッシュモアを作ったサウスダコタ人々の意図は、観光名所をつくって儲けようという単純なものだったと思うが、「殺される側の論理」から見れば白人による土地の搾取、居留地への強制移住という、南アのアパルトヘイトも真っ青、中国のチベット・ウィグル問題とも五十歩百歩の話である。

今、アメリカでは、BML(Black Lives Matter)の反黒人差別運動が続いている。この余波が全米、そして世界へと拡散している。このマウントラッシュモアの大統領閣下訪問反対運動も、その波動の延長線上にあると思われる。非常に難しい問題である。
私は、アメリカは平等な多民族国家だとは思っていない。あきらかなヒエラルヒーが存在すると思っている。WASPをトップに、プロテスタント系白人の中でもヒエラルヒーがある。昔読んだアメリカのキリスト教の本では、英国国教会徒が最もステイタスが高いらしい。その次にメソジストがあり、バブティストは低めだと言う。世代を積み重ねながら、バブティストからメソジスト、そして英国国教会に改宗し自らのステイタスを挙げていく人々もいるという。一方、白人の中でも、カトリックは下に見られることが多いらしい。民族的には、アイルランド人やイタリア人などである。ユダヤ人も微妙な存在である。
白人の下に、黄色人種、さらにヒスパニック、黒人、最後にネイティブ・アメリカンとなるようだ。ネイティブ・アメリカンは、居留地に押し込められている。ウラン鉱山が発見されたので、居留地変更などという措置も取られたらしい。この点で、他の民族より、さらに差部的な措置を受けている、最底辺だと私は感じている。

サウスダコタのネイティブ・アメリカンにとっては、彼らの主張を全米に知らしむる絶好の機会なのだろう。私は、アメリカという国は好きだが、善悪、正邪と様々な問題がカオス的に存在していることも事実である。さて、サウスダコタの独立記念日、どういう展開を見せるのだろうか?
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/20042

2020年6月25日木曜日

久保健英選手はスゴイ。

https://web.gekisaka.jp/news/detail/?303671-303671-fl
久保健英というサッカー選手を、昔から注目していた。いずれ日本代表を引っ張っていくだろうと思っていた。子供の時からバルセロナのジュニアチームに入っていたので話題になっていたからだ。その彼が、今は、スペインリーグのマヨルカに所属していて、レアル=マドリード(元フランス代表のジダンが監督である。)との試合で、ドリブルで3人を抜き、シュートしている映像が流れた。シュートはゴールバーに嫌われ得点こそならなかったが、映像を見てホント凄いなと思った。地元紙もべた褒めである。

今の日本代表はヨーロッパを中心に各地で活躍しているけれど、時代は本当に変わったなあと思う。Jリーグができた頃を思い出す。ブラジル帰りのカズが輝いていたころの話だ。その頃、私は工業高校でサッカー部の副顧問をしていた。私自身はサッカーはまともにできないけれど、フォーメーションの良し悪しは判る。それだけでも十分サッカーを見る上で、大いに楽しめる。

結局、運動は苦手で、卓球くらいしかまともには出来ないけれど、いろんな部活の顧問をしたり、試合に応援に行ったりしたおかげで、見ることを楽しめるようになった。人生に無駄はないとつくづく思うのである。

久保健英選手には、心技体にますます磨きをかけて欲しいな。実に楽しみだ。

2020年6月24日水曜日

出前塾構想始動

https://ikata-j.esnet.ed.jp/
3月に、我が未咲輝塾が5人講師体制となることがわかった時点で、伊方町内の3つの中学校に講師を派遣しようという「出前塾構想」が生まれた。町教育委員会といろいろ折衝をしていくと、1・2年生は全員部活をしているので、3年生で部活を引退した時点からなら、そういう時間が取れることが分かった。放課後も高校よりは短い。スクールバスの時間の関係もあって、16:00から17:00の1時間程度になる。高校の方は生徒諸君がどどっと来るのは18:00以降なので、中学校までの移動時間を考えてもなんとか可能であることもわかった。

中学校と塾を結ぶ申請書を作り、教育委員会の決済ももらい、今日まずI中学校を講師陣と共に訪問した。校長先生には、思いのほか丁寧に対応して頂いた。お人柄もあるだろうが、教育長はじめ、町教育委員会が応援して頂けているのが大きい。

実際のところ、毎日30人前後の生徒が塾に来てくれている。それだけでも大変なのだが、嬉しい誤算。仕事が増える講師陣も「出前塾構想」にも積極的である。ありがたいことである。明後日はS中学、来週はM中学にも行かせていただくことになっている。地域おこし協力隊としてもいい仕事になるようマネジメントしていきたいと考えている。