2013年1月25日金曜日

African Democrazy Simulation

文Ⅱの4組・5組で、新しいアクティビティを始めた。アフリカのデモクレイジーをシミュレーションしようとするものである。これまで様々な形で授業中に講義しては、質問していたことをまとめ上げたものである。もちろんポール・コリアーの指摘するところに沿っている。

あるアフリカの植民地が独立を果たす。この植民地には8つのエスニック・グループが存在する。彼らのうち、6つは、農耕民であり、2つは牧畜民である。農耕民はA系統・B系統・C系統の言語でそれぞれ豊かな村と貧しい村を形成する2グループずつ、三分類できる。牧畜民はD系統の言語で、農耕民とは言語的には繋がらない。

各グループには、英語(宗主国はイギリスと設定)がしゃべれる人が1人ずついる。また農耕民の6グループには、A・B・Cの三系統の言語がしゃべれる商売人も1人ずついる。今回の独立闘争では武装勢力が活躍し、各グループにその闘士もいる。

さて、イギリスが独立を認めた。各エスニック・グループは、新国家の大統領を決めなければならない。8人の大統領候補は多い。4名に減らすよう指示し、各グループに相談を促す。ただ、各グループには前述のように微妙な言語の壁がある。同じ言語系列の人々とは相談が安易であるので、私が何も言わなくとも、結局相談することになる。大統領候補は、4人に減った。

さて、ここで残った4人でじゃんけん。勝った2人に、私は仮想世界ゲームであまり使わない50simの札束を、わざとぞんざいに放り投げた。(あくまで演出である。)1つは、石油が出た。その開発料。1つはダイヤモンドの出る土地の使用料。イギリスの開発会社からのレントである。

ここで、教室の空気が一気に変わる。これまでオカネなど想定の外だったのに、急にオカネが登場したのだから。しかも莫大なオカネのようである。さて、大統領を決めようではないか。

教室が色めき立つ。みんなどうしていいか分からない。レントを得た大統領候補には、「自由に使えば。」と私は言い放つ。

これは、ゲームではない。勝ち負けなどない。あくまで、シミュレーションなのだ。ここで本日の授業終了。極めて辛口のシミュレーション。その後はどうなるかは、生徒次第。どう動くか。楽しみである。

0 件のコメント:

コメントを投稿