公営塾ネットワーク会議2日目である。今日もポスターセッションがあって、その最中に、3年担任のK先生と進路主事のJ先生が、塾に駆けつけてくださり、T君が合格したとの報を受けた。これで国立大学に4名合格したことになる。サクラサク×4.というわけで、実にハッピーな1日だったわけだ。おめでとう、一般入試を勝ち抜いての合格、実にめでたい。
ところで、こういう学校と公営塾の連携がうまくいっているケースは、そんなに多くないということを今日の会議で学んだ。行政との関係も地域によって様々であるようだ。さらに地域おこし協力隊との関係もしかり。私は、実に幸運な公営塾にいることを実感したのだった。
様々な問題にぶつかり悩んでいる公営塾の青年たちとこの2日間、時間を共有して思うことは、結局自らの「志」の問題と、状況を転換するための力量である。学校組織は、おそらく民間組織とは大きく異なるコードが働いている。三崎高校のように、生徒のこと、学校の事を善意の和で繋げ、労を惜しまない教員集団は、極めて稀な存在である。力量をつけるためには、努力と失敗と立ち直りと忍耐が必要だ。
そう簡単に動かない学校と行政の中で奮闘する公営塾の青年たちに、私は「頑張れー」というしかない。今回の公営塾ネットワーク会議・最年長の参加者はそんなことを考えているのだった。
2020年3月6日金曜日
2020年3月5日木曜日
公営塾ネットワーク会議
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| 今日のネットワーク会議での未咲輝塾のポスターセッションの画像 |
今日は13:00スタート、18:00終了だったが、明日は10:00スタートで午後まで続く。このオンラインでの会議、なかなか疲れるが、得ることもいっぱいあったのだった。今日の成果は私のノートにメモされている。
細かいことも多々あるが、最も印象に残ったのは、軽井沢高校の公営塾のイベントの話である。SDGsのワークショップをNPOに依頼し、生徒、教員、行政、地域の住民が参加したそうだ。仮想都市で、学生、行政、商業などの役割に分かれ、経済、環境、人口、暮らし・文化という4ポイントをバランスよくゲットするようなワークショップだそうだ。(様々なSDGsのワークショップがあるが、おそらく定番のものだと推測できる。)面白いと思ったのは、たとえば行政の役割を、プロの行政職員と生徒が4人中2名ずつ果たしたという話だ。生徒にとっては、プロの考えを知る貴重な経験になるし、行政側からすれば、高校生の発想を知る貴重な経験になるわけで、このワークショップ後、行政や地域組織から高校生との地域協働の出発点になったという。
三崎高校では、こういう地域協働はすでに軌道に乗っているが、行政とはまだまだであると思う。来年度の目標のひとつにしてもいいのではないか。また、SDGsが大きな役割を果たしたのは、ESDの徒としては実に嬉しい。反対に、SDGsだからこそ、行政を含めた参加者を集めれたのではないかとも思う。
2020年3月4日水曜日
持続可能な地域のつくり方2
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| https://sdgslocal.jp/local-sdgs/ |
バックキャスティングとは、未来像をまず描くことである。地方創生の場合は、10年後・20年後の未来像を描くことから始める。行政や役所、企業、NPO、地域などが自己中心的に動くのではなく、みんなで話し合い、みんなが納得できる未来図を描き、自分の出来ることから動き出す、ということだ。
SDGsはそのためのナビゲートであり、共通言語であり、169のターゲットは入り口であり、ものさしであり、誰一人取り残さないチェックリストであるわけだ。
この本では、SDGsの17の目標別に色分けされた図をつかって、51のイシュー(検討課題)が説かれている。(今日の画像/拡大可能です)これをもとに、社会の生態系の負の連鎖を見ていくことになる。
夕刻、入試の会議が終わってから、地方創生の中心者T先生とゆっくりとこれからの塾の関りについて話しあった。この未咲輝学のテキストをもとに、様々な取り組みを始めることになった。精一杯サポートさせていただこうと思う。
2020年3月3日火曜日
明日から愛媛県も休校
3月3日のひな祭りである。八幡浜のスーパーで「ひなあられ」を女子の塾生のために、何度も買おうとしていたのだが、個装しているものがなくて結局買わないままだったが、それでよかったのかもしれない。まさか全国的に休校になるとは思っていなかったからだ。
我が美咲輝塾も、塾生がいない故に、今日から9時登校、5時45分下校という全日制課程となった。休校と言っても教職員は登校する。これに準じているわけだ。今日は、ひたすら地域経済学のテキストの執筆をしていた。
明日は、T先生と来年度の総合的な学習と新しい学校設定科目の未咲輝学について、お話させていただくことになった。明後日からは、東京での開催が中止になり、ZOOMで全国同時中継の公営塾の研修会である。(デジタルデバイドの私としてはかなり不安である。)さらに来週月曜日は、町役場に折衝に向かう予定である。
見た目は開店休業だが、十分多忙なのである。(笑)
我が美咲輝塾も、塾生がいない故に、今日から9時登校、5時45分下校という全日制課程となった。休校と言っても教職員は登校する。これに準じているわけだ。今日は、ひたすら地域経済学のテキストの執筆をしていた。
明日は、T先生と来年度の総合的な学習と新しい学校設定科目の未咲輝学について、お話させていただくことになった。明後日からは、東京での開催が中止になり、ZOOMで全国同時中継の公営塾の研修会である。(デジタルデバイドの私としてはかなり不安である。)さらに来週月曜日は、町役場に折衝に向かう予定である。
見た目は開店休業だが、十分多忙なのである。(笑)
2020年3月2日月曜日
鶯
| 鶯の鳴く防風林。後方のミカン畑を護っている。 |
私たち夫婦は、朝ここで鳥の声を楽しみ、飛んでいる鳥や木に止まっている様々な鳥を見て楽しんでいる。ここに鶯がこのところ参加してきたわけだ。小さな鶯はまだまだへたくそだ。妻は、毎回親鳥の見事な「ホーホケキョ」に、「上手いっ。」と感嘆の声をあげている。(笑)
せっかくなので、鶯について調べてみた。鶯は日本全国に分布しているようだ。「ホーホケキョ」と鳴くのは雄で、縄張り宣言であり、巣に餌を運ぶ雌への縄張り内に危険なしという合図らしい。昔から歌に詠まれているが、私は本居宣長のものが一番好きである。
「鶯のこゑ聞きそむるあしたより 待たるる物は 桜なりけり」
佐田岬半島には、早咲きの河津桜(ヒガンザクラの一種)がすでに咲いているが、桜の本番はこれからだ。
2020年3月1日日曜日
2020 マレーシア政変 考
マレーシア国王は、29日、下院の過半数が支持すると判断したムヒデイン元内相を首相に指名した。時事通信によると、マハティール氏辞任からの混乱状況は以下のようだ。
1.マハティール氏は、先日(2月24日)私がエントリーしたように「アンワルおろし」のため辞任した。27日、マハティール氏は暫定首相として、3月2日に特別議会を開き、新首相を選出すると発表していた。この時点では勝算があったようで、続投の可能性も示唆していた。
2.当初、アンワル支持派の希望連盟と、希望連盟から離脱したPPBM=事実上のマハティール支持派に、最大野党で前回総選挙で政権を失ったUMNO(ナジブ元首相も所属している/マハティール氏もアンワル氏も以前所属していた。)がからんで、次期首相の座を争うことになったが、二転三転する。
3.まず、PPBMがマハティール氏ではなく、事実上の総裁であるムヒディン元内相を推すことになり、UMNOを味方に引き入れた。慌てた希望同盟は、アンワル氏を推すのを諦め、マハティール氏を推すことに変更。この時点で、アンワルvsマハティールから、マハティールvsムヒディンになっている。
4.キャスティングボートを握ったのは、サバ・サラワクの地域政党であるようだ。
5.3月1日に国王が、ムヒディン氏の任命を行うことが発表されたが、マハティール氏は過半数の支持名簿を示し、異議を唱えている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020022900614&g=int
…現在のところ、日本のWEB記事(日本語表記)で判明していることはこれくらいである。まさに、「政界は一寸先は闇」という話である。いつのまにか本命・アンワル氏は降ろされてしまった。そしてマハティール氏の思惑も外れてしまったわけだ。
…私見を述べると、マハティール氏は唯一読み違いをした、と思っている。それは、3月2日に特別議会を開くと言ったことだ。先日エントリーしたように、国王と首相、議会の関係は、憲法上実に微妙である。国王は内閣の輔弼を受けるし、議会の状況を見極めて首相を任命する権利を有している。もし、特別議会=日本で言えば特別国会の首相指名選挙を行うと、国王のこの特権は、この前例から有名無実になってしまう。国王は、いや統治者会議=スルタン会議(この会議で国王は5年ごとに互選され輪番制をとっている。したがって国王のバックには統治者会議が厳然と存在する。)は、それを退けようとしたのではないか、と思うのだ。マハティール氏はカリスマである。その影響力は極めて大きい。彼が特別国会の開催を口にしたら、実際そうなる可能性は高い。しかし、国王=統治者会議はそれをゆるさなかった。よって、(支持議員数が拮抗しており、たとえマハティール支持が多くても)ムヒディンを選んだ、というのが私の推測である。
…さらに推測を続ける。現在のブミプトラ政策を推し進めた最大の功労者は、「マレー・ジレンマ」を書いて以来のマハティール氏であるといえる。第2代・第3代首相をささえ、第4代首相となり、これを推進してきた。マレー系と中華系・インド系の経済格差はかなり縮小した。始めたのが自分なら、終わらせるのも自分であると氏は考えていたのではないかと私は思っている。
先般の国連人種差別条約批准騒動(マレー系の大反対にあって挫折した。)で、先進国入りをめざすためにはブミプトラ政策が足かせになっていると氏が考えていることが垣間見えたのである。マレーシア憲法下では、このブミプトラ政策を廃止する事は至難の業である。最大のネックになるのは、統治者会議=スルタン会議の承認が必要であるからだ。スルタンは、各州のムスリムの保護者である。マレー系に不利なことを是認することはありえないからだ。マハティール氏は、今回の件で特別国会を開き、再選されることで、この軛(くびき)を脱する第一歩としようとしたのではないか、そして国王=統治者会議はそれを阻止した、と思うのだ。
…「アンワルおろし」と「統治者会議の軛(くびき)を脱する」という一石二鳥の手が瓦解したというのが今回の政変の本質だと私は思う。おそらく国王のムヒディン首相任命は動かないだろう。新首相がどう舵取りをするか。さらに注目していきたい。
1.マハティール氏は、先日(2月24日)私がエントリーしたように「アンワルおろし」のため辞任した。27日、マハティール氏は暫定首相として、3月2日に特別議会を開き、新首相を選出すると発表していた。この時点では勝算があったようで、続投の可能性も示唆していた。
2.当初、アンワル支持派の希望連盟と、希望連盟から離脱したPPBM=事実上のマハティール支持派に、最大野党で前回総選挙で政権を失ったUMNO(ナジブ元首相も所属している/マハティール氏もアンワル氏も以前所属していた。)がからんで、次期首相の座を争うことになったが、二転三転する。
3.まず、PPBMがマハティール氏ではなく、事実上の総裁であるムヒディン元内相を推すことになり、UMNOを味方に引き入れた。慌てた希望同盟は、アンワル氏を推すのを諦め、マハティール氏を推すことに変更。この時点で、アンワルvsマハティールから、マハティールvsムヒディンになっている。
4.キャスティングボートを握ったのは、サバ・サラワクの地域政党であるようだ。
5.3月1日に国王が、ムヒディン氏の任命を行うことが発表されたが、マハティール氏は過半数の支持名簿を示し、異議を唱えている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020022900614&g=int
…現在のところ、日本のWEB記事(日本語表記)で判明していることはこれくらいである。まさに、「政界は一寸先は闇」という話である。いつのまにか本命・アンワル氏は降ろされてしまった。そしてマハティール氏の思惑も外れてしまったわけだ。
…私見を述べると、マハティール氏は唯一読み違いをした、と思っている。それは、3月2日に特別議会を開くと言ったことだ。先日エントリーしたように、国王と首相、議会の関係は、憲法上実に微妙である。国王は内閣の輔弼を受けるし、議会の状況を見極めて首相を任命する権利を有している。もし、特別議会=日本で言えば特別国会の首相指名選挙を行うと、国王のこの特権は、この前例から有名無実になってしまう。国王は、いや統治者会議=スルタン会議(この会議で国王は5年ごとに互選され輪番制をとっている。したがって国王のバックには統治者会議が厳然と存在する。)は、それを退けようとしたのではないか、と思うのだ。マハティール氏はカリスマである。その影響力は極めて大きい。彼が特別国会の開催を口にしたら、実際そうなる可能性は高い。しかし、国王=統治者会議はそれをゆるさなかった。よって、(支持議員数が拮抗しており、たとえマハティール支持が多くても)ムヒディンを選んだ、というのが私の推測である。
…さらに推測を続ける。現在のブミプトラ政策を推し進めた最大の功労者は、「マレー・ジレンマ」を書いて以来のマハティール氏であるといえる。第2代・第3代首相をささえ、第4代首相となり、これを推進してきた。マレー系と中華系・インド系の経済格差はかなり縮小した。始めたのが自分なら、終わらせるのも自分であると氏は考えていたのではないかと私は思っている。
先般の国連人種差別条約批准騒動(マレー系の大反対にあって挫折した。)で、先進国入りをめざすためにはブミプトラ政策が足かせになっていると氏が考えていることが垣間見えたのである。マレーシア憲法下では、このブミプトラ政策を廃止する事は至難の業である。最大のネックになるのは、統治者会議=スルタン会議の承認が必要であるからだ。スルタンは、各州のムスリムの保護者である。マレー系に不利なことを是認することはありえないからだ。マハティール氏は、今回の件で特別国会を開き、再選されることで、この軛(くびき)を脱する第一歩としようとしたのではないか、そして国王=統治者会議はそれを阻止した、と思うのだ。
…「アンワルおろし」と「統治者会議の軛(くびき)を脱する」という一石二鳥の手が瓦解したというのが今回の政変の本質だと私は思う。おそらく国王のムヒディン首相任命は動かないだろう。新首相がどう舵取りをするか。さらに注目していきたい。
三崎高校 卒業式なのだ。
卒業式である。新型肺炎の影響で、式は簡素化され、在校生は送辞の生徒会長1人、全員マスク着用という状況下ではあったが、素晴らしい卒業式だったと思う。なにより驚いたのは、来賓紹介の際、生徒諸君が何も指示がないのに、全員が体ごと来賓席に向けたこと。大阪では考えられない。礼儀を重んじた「真面目愛媛」である。
今日も学校長の式辞は素晴らしいものだった。大きな声での挨拶、そして笑顔の話。これは三崎高校の校風である。また彼らが2年生の時に担任だったO先生が突然逝去され、そこから生徒たちが立ち上がった話…。もちろんMさんの答辞も素晴らしかった。
この新型肺炎といった災いでさえ、三崎高校卒業生の素晴らしい巣立ちを阻むことはできない、と私は実感したのだった。
今日の画像は、卒業式に合わせて発行された「せんたん新聞」。拡大すれば、細かな文字は無理でも見出しとリードは見ていただけると思います。(2・3・4面は個人情報が満載ですので、エントリーは遠慮させていただきました。)
今日も学校長の式辞は素晴らしいものだった。大きな声での挨拶、そして笑顔の話。これは三崎高校の校風である。また彼らが2年生の時に担任だったO先生が突然逝去され、そこから生徒たちが立ち上がった話…。もちろんMさんの答辞も素晴らしかった。
この新型肺炎といった災いでさえ、三崎高校卒業生の素晴らしい巣立ちを阻むことはできない、と私は実感したのだった。
今日の画像は、卒業式に合わせて発行された「せんたん新聞」。拡大すれば、細かな文字は無理でも見出しとリードは見ていただけると思います。(2・3・4面は個人情報が満載ですので、エントリーは遠慮させていただきました。)
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