今回の大雨で、犠牲になられた方に心からご冥福をお祈りします。また被災された方々に、一刻も早く復興されんことを心から願っております。
今日は七夕だが、とても夜空を見上げるような雰囲気ではない。日本の大雨は記録的で、最初近畿地方が注目を浴びていたが、その後全国各地に拡大して、被害が予想外に拡大した。心が痛むが、もし、日本にいたら自分もまた避難を指示されていたはずである。(実際ところ、長男夫婦は現状では避難していないらしい。)
ところで、今年もPBTでは、七夕の飾り付けがされていて、学生の様々な願いが短冊に書かれている。「志望の大学にいけますように」といった受験生らしいものもあれば、「愛する人と結ばれたい。彼女が欲しい。」というちょっと浮ついたものもあるし、今年もまたまた「円安」という短冊もあった。これは間違いなく文系の私の教え子の書いたモノである。一方、これは我がクラスの誰が書いたかすぐわかるものもある。クラスとしてはかなり仲が良い。とはいえ、担任になってからもいろんなこともあった。今年は私はかなり遠心力を使っている(すなわち個人的な関わりを極力抑えている)ので、短冊を見て心が痛んだり、あるいは嬉しく思ったり…。もちろん、この私の気持ちは卒業まで抑えておこうと思っている。自立した学生を育成したいからだ。
2018年7月7日土曜日
2018年7月6日金曜日
大雨警報 非難指示
昨夜、私の大阪の実家で、先日の地震で地盤がゆるんでいたところに大雨警報が出て、避難勧告・避難指示が出たようだ。長い人生だが、このような災害を身近に感じるような出来事はなかった。と、いっても実家にいるのは息子夫婦であり、私は遠くマレーシアにいるわけだが…。大雨の被害は、近畿地方だけでなく、日本中に拡がっているようだ。昨夜は妻は、息子夫婦が避難するような事態に備えてスマホをベットのすぐそばに置いていた。
京都・嵐山の桂川にかかる渡月橋もまたまた氾濫の危機にあるようだ。自宅も当然心配だが、学生時代、近くのレストランでアルバイトをしていた私としても心配はつきない。前任校のHPを見ると、休校になっていたようで、期末考査がぶっとんだようだ。前任校も前々任校も川に比較的近いし、氾濫の被害がないか心配である。
一方、オウム真理教の7名の死刑が執行されたようだ。この大雨は想定外だろうが、W杯の決着が付き、ちょっと落ち着いたところで執行したわけだ。来年の陛下の御退位や東京オリンピックの接近を考えると早めに執行したかったのだろうという報道に納得はする。結局自分をグルなどと呼んでいた男は、狂気の芝居を演じながら、その真実を語らないまま延命したわけで、すこし遅きの感を私は持っている。当然私はブディストであるから、死刑を絶対的に容認しているわけではないが、長きにわたって血税であの男を延命させてきた事には少し納得がいかないところもある。
この事件は、前々任校の工業高校の頃だ。はるか昔である。なにか一つの時代が終わったような感覚もある。
京都・嵐山の桂川にかかる渡月橋もまたまた氾濫の危機にあるようだ。自宅も当然心配だが、学生時代、近くのレストランでアルバイトをしていた私としても心配はつきない。前任校のHPを見ると、休校になっていたようで、期末考査がぶっとんだようだ。前任校も前々任校も川に比較的近いし、氾濫の被害がないか心配である。
一方、オウム真理教の7名の死刑が執行されたようだ。この大雨は想定外だろうが、W杯の決着が付き、ちょっと落ち着いたところで執行したわけだ。来年の陛下の御退位や東京オリンピックの接近を考えると早めに執行したかったのだろうという報道に納得はする。結局自分をグルなどと呼んでいた男は、狂気の芝居を演じながら、その真実を語らないまま延命したわけで、すこし遅きの感を私は持っている。当然私はブディストであるから、死刑を絶対的に容認しているわけではないが、長きにわたって血税であの男を延命させてきた事には少し納得がいかないところもある。
この事件は、前々任校の工業高校の頃だ。はるか昔である。なにか一つの時代が終わったような感覚もある。
2018年7月5日木曜日
PBTの話(43) 国際関係分野 IN
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| バスボイコット事件のバスとローザ=ハークス女史 |
公民権という概念は、日本で教えるのがかなり難しいけれど、マレーシアでは選挙で投票するのに手続きが必要なので理解しやすいと思う。十分時間をさいて公民権運動tとアパルトヘイトを論じた。その歴史は当然であるが、やはり私自身がアメリカや南アで体験した「百聞は一見にしかず」の話に皆感心を寄せてくれた。彼らにも是非、実際に感じて欲しいと思う。
アメリカの経験。NYの86丁目で$1をもらって立ち去った黒人ホームレス。コロンビア大学近くの¢50のホットドッグの店で会った「グッバイ、ブラザー」と言ってくれた松葉杖の黒人。ミュージアムマイルで見た、おそらく傷がい児の黒人の子どもと幸せそうに歩いていた白人老夫婦。NCで聞いた「テーブルの下にはまだ人種差別は生きている」という言葉…。
南アでの経験。銀行で白人に押しのけられたマレーシアへ旅行する黒人青年の話。通りすがりの青年にサーと呼ばれた体験。プレトリア大学での人種的な乖離が見られるランチタイム。反対にそういう乖離が見られなかった女子高校のバス停。ソウェト蜂起の現場に立った体験…。
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| ソウェト蜂起の時の有名な写真 |
2018年7月4日水曜日
ナジブ元首相の逮捕
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| http://www.payer.de/thailandchronik/ chronik2009b.htm |
アメリカでの民事訴訟で衆目の一致するところになり、巷では、この夫婦、極めて評判が悪い。で、先の総選挙で敗北したわけだ。莫大な蓄財の押収もあり、高級時計のコレクションなど、あきれてモノも言えない感じである。
開発独裁のマイナス面が一気に吹き出した感じである。学生とこういうマレーシアの状況について語り合うこともある。先進国入りはいつのことになるのか?彼らも国の将来を真剣に考えている。
社会科教師としては、日本の大学に行く上で、そういう問題意識を持たせること、情報収集能力と正鵠を得た論理で自分の考えを組み立て結論を出すこと、しかも他者の意見をも尊重できる能力をも育てたいところだ。今回の政変は実に大きな教材となっていると思う。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/53479
2018年7月3日火曜日
あっぱれ。W杯日本代表。
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| http://blog.livedoor.jp/footcalcio/archives/52185178.html |
WEBでは、敗戦にも関わらずちゃんとゴミ掃除をする日本人サポーターや、選手の控え室まで綺麗に掃除され、ロシア語で「ありがとう」と期してあったことが流れている。この日本的行為は、世界で絶賛されているようだが、本当に凄いと思うのは、私たち日本人は、こういう行為を別に特別な行為と見なさないことではないかと私は思う。
https://www.huffingtonpost.jp/2018/07/02/japan-clean-up-the-stadium_a_23473279/
https://www.huffingtonpost.jp/2018/07/02/daiyo-dressingroom_a_23473275/
マレーシアに2年以上もも住んでいると、日本を比較的冷静に観察することが出来るようになってきた。…日本の良さも悪さもである。
ともあれ、日本のW杯は終わった。選手や関係者の皆さんに、今一度「あっぱれ。」
2018年7月2日月曜日
まれにみる涼しい一日
昨夜から風が強く、朝は雨も降っていて気温が低かった。と、いっても20℃台であった。ちなみに私のPCには、大阪の気温がすぐわかるようになっていて、なんと大阪より低かった。こうのような涼しい日は、マレーシアに来てから初めてかもしれない。
月曜日は、90分授業が1回ずつ。比較的ゆるやかな時間割である。1限目のBクラスは、ゆっくり授業を進めているので、EUからだが、ヨーロッパの国々をガンガン語っても、地理でやったことを忘れている可能性が高い。そこで、昨年作った復習用のヨーロッパ地誌のパワーポイントを使って、各国の画像を見せた。北欧、南欧、東欧と風景や建築物はだいぶ違う。フランスとドイツでも大きく違う。そんな各国の差異を改めて認識してもらおうという魂胆だった。EUのアメリカに対抗する合衆国の夢と理想は、かなり難しそうだ。同じキリスト教でも、カトリック、ルター派、カルヴァン派、そしてオーソドックス(正教)とはかなり違う。まして、言語も…。こういう前提を知ったうえで、EUについて学ぶべきだと思う。最近の記事で、EUは左派であるという面白い記事があった。
https://news.yahoo.co.jp/byline/saorii/20180609-00086231/
この記事、なるほどと思うし、難民問題を契機としたナショナリズムとの止揚はかなり難しそうだ。Bクラスで、そこまで語れないかもしれないが…。
一方わがAクラスは、4限目。こちらもパワーポイントを使うことにした。南北問題をやっているのだが、私のアフリカ画像総集編を見せた。どうしてもアフリカ開発経済学を主軸に南北問題を専門的に語ってしまう。(笑)論理より、実際の経験的な話の方が面白い。みんな食い入るように見てくれたのだった。(上記画像は、その結論部分)南北問題の後、マレーシアの中進国の罠についてもやろうかな、と思う。そういう意欲がわいたのも、気温が低かったからかもしれない。
月曜日は、90分授業が1回ずつ。比較的ゆるやかな時間割である。1限目のBクラスは、ゆっくり授業を進めているので、EUからだが、ヨーロッパの国々をガンガン語っても、地理でやったことを忘れている可能性が高い。そこで、昨年作った復習用のヨーロッパ地誌のパワーポイントを使って、各国の画像を見せた。北欧、南欧、東欧と風景や建築物はだいぶ違う。フランスとドイツでも大きく違う。そんな各国の差異を改めて認識してもらおうという魂胆だった。EUのアメリカに対抗する合衆国の夢と理想は、かなり難しそうだ。同じキリスト教でも、カトリック、ルター派、カルヴァン派、そしてオーソドックス(正教)とはかなり違う。まして、言語も…。こういう前提を知ったうえで、EUについて学ぶべきだと思う。最近の記事で、EUは左派であるという面白い記事があった。
https://news.yahoo.co.jp/byline/saorii/20180609-00086231/
この記事、なるほどと思うし、難民問題を契機としたナショナリズムとの止揚はかなり難しそうだ。Bクラスで、そこまで語れないかもしれないが…。
一方わがAクラスは、4限目。こちらもパワーポイントを使うことにした。南北問題をやっているのだが、私のアフリカ画像総集編を見せた。どうしてもアフリカ開発経済学を主軸に南北問題を専門的に語ってしまう。(笑)論理より、実際の経験的な話の方が面白い。みんな食い入るように見てくれたのだった。(上記画像は、その結論部分)南北問題の後、マレーシアの中進国の罠についてもやろうかな、と思う。そういう意欲がわいたのも、気温が低かったからかもしれない。
2018年7月1日日曜日
書評 その日暮らしの人類学
小川さやか氏の「その日暮らしの人類学-もうひとつの資本主義経済」(光文社新書)を読んだ。小川さやか氏といえば、昔々道祖神というアフリカ主体の旅行社主催の講演会でお会いしたこともあるし、一方ブルキナファソでお世話名になった文化人類学者の荒熊さんの友人でもあり、京都大学のアフリカ地域研究資料センターの出身でもある女性文化人類学者である。ずっと前、アマゾンでこの新書の存在を知り注文、大阪の実家に届けられていたモノである。
この本の内容は小説宝石に連載されていたらしい。連載ものとしては異質な感じがする。内容は実にアカデミックであるし、「タンザニアの零細商人マチンガの民族史」の続編的なものとして私は読んでいた。
前半は、かなり哲学的である。”Living for Today”を怠け者というキーワードで片付けるのではなく、資本主義経済のもう一つの局面としてとらようという様々な論を上げている。
中盤は、小川さやか氏のフィールド、タンザニアの地方都市の変化を見ていく。彼らの生業の変化が、多分に冒険的であり、機を見るに敏、しかも手を引くのも早い様をレポートしていく。さらに路上商人が商店主となる様子とシステムが描かれる。やはり、アフリカウォッチャーとしては、このあたりが非常に興味深い。
後半は、中国に飛ぶ。深玔にある山塞企業を調査している。山塞とは、模造品・コピー商品・偽物を意味している。「山の中の砦」の意味するところは政府の統制が及ばないということらしい。このレポートが実に面白い。さらに広東省広州市には、サブサハラ・アフリカの交易人が集まり、「チョコレート城」や「リトルアフリカ」「広州ハーレム」などと呼ばれる地域がある。彼らの商業活動は、非常に興味深い。ここから、アフリカに山塞商品が運ばれるのである。
…インフォーマル経済の持つ意味を深く思索した本書は、文化人類学のみならず開発経済学にとっても極めて重要な視点だと思う。16年7月発行なので、あまり内容を明らかにするのは憚れる。…書評としてはここまで。
この本の内容は小説宝石に連載されていたらしい。連載ものとしては異質な感じがする。内容は実にアカデミックであるし、「タンザニアの零細商人マチンガの民族史」の続編的なものとして私は読んでいた。
前半は、かなり哲学的である。”Living for Today”を怠け者というキーワードで片付けるのではなく、資本主義経済のもう一つの局面としてとらようという様々な論を上げている。
中盤は、小川さやか氏のフィールド、タンザニアの地方都市の変化を見ていく。彼らの生業の変化が、多分に冒険的であり、機を見るに敏、しかも手を引くのも早い様をレポートしていく。さらに路上商人が商店主となる様子とシステムが描かれる。やはり、アフリカウォッチャーとしては、このあたりが非常に興味深い。
後半は、中国に飛ぶ。深玔にある山塞企業を調査している。山塞とは、模造品・コピー商品・偽物を意味している。「山の中の砦」の意味するところは政府の統制が及ばないということらしい。このレポートが実に面白い。さらに広東省広州市には、サブサハラ・アフリカの交易人が集まり、「チョコレート城」や「リトルアフリカ」「広州ハーレム」などと呼ばれる地域がある。彼らの商業活動は、非常に興味深い。ここから、アフリカに山塞商品が運ばれるのである。
…インフォーマル経済の持つ意味を深く思索した本書は、文化人類学のみならず開発経済学にとっても極めて重要な視点だと思う。16年7月発行なので、あまり内容を明らかにするのは憚れる。…書評としてはここまで。
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