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直行便で見る国際関係考6回目。いよいよ総括に入りたい。その前に、アフリカウォッチャーとして、アフリカで最も多く直行便を飛ばしているエチオピア航空(ET)の地図を見てみたい。そのアフリカでは、マグレブ三国(モロッコ・アルジェリア・チュニジア)とリビアといったホワイトアフリカの国には飛んでいない。ホワイトアフリカの中でもエジプトは別格のようだ。ほとんどのアフリカ諸国に飛んでいるが、モーリタニアとチャド、エリトリア、サントメ・プリンシペとカーボベルテにも飛んでいない。とはいえ、凄い占有率である。
中東では、イスラエル、ヨルダン、サウジ、オマーンと、UAEやカタール、クウェートなどを抑えている。ヨーロッパでは、意外にオランダとチェコが省かれている。アメリカ大陸ではメキシコにも飛ばずまさに最小限。アジアも同様、主要国とASEAN中心。オセアニアは飛んでいない。
さて、いよいよ総括である。このYouTubeのチャンネルを見て全てがわかるとは思わないが、特別な状況にあるSU(ロシアのアエロフロート)を除いて、UA・BA・AF・TK・ETといった主要航空会社は、G7諸国(アメリカ・カナダ・イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・日本)と、インド、ブラジル、中国、シンガポール、南アといった国々に直通便が運行されているという共通点がある。それだけ需要が大きいと言える。ところで、先進国で直通便が少ないのは、地政的な理由が主だと思われるが、ニュージーランドであった。
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さて、私が意外に思ったアフリカの国がある。それが空白が多かったボツワナである。ボツワナはサブ=サハラ・アフリカ諸国の中でも、成功している国である。ダイヤモンドの産出だけでなく、国内での研磨、さらに国内に国際市場を開設している。内陸国でもあり、ダイヤモンドの輸出においては航空便が最適であるからだ。ところが、調べてみると国際線は、隣国の南ア、ジンバブエ、ザンビアと、エチオピア航空のみ。フラッグシップのエアー・ボツワナはプロペラ機ばかりでオカバンゴなどの観光地向け。ダイヤモンドの輸出はどうしているのか調べてみた。輸出先は、アントワープ(ベルギー)、ニューヨーク、イスラエル、ボンベイなどであるらしい。鉱山会社が手配する機材やカーゴ(貨物機)、南ア経由やアジスアベバ経由の定期便を利用するとのことだが、極めて高価なので厳重なセキュリティが施されているらしい。儲かっていても、フラッグシップに不必要で高価な航空機を投資しないあたりが、アフリカの優等生国家たる由縁のように思う。
栄枯盛衰の激しい航空業界は、日々需給や様々な情勢によって変化しているので、その国のフラッグシップの直行便が国際関係を「如実に表している」とまでは一概には言えないかもしれないが、アウトラインはわかるような気がする。またスターアライアンス、ワンワールド、スカイチームなどのコードシェア便の存在、また提携する他の中小航空会社などの存在も無視できないと思われる。直行便到着地(ハブ)からこれらに乗り換えることで容易に目的地に移動可能だからである。
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