【イスラエル-(超)多文化共生(強制)の地を覗く-その11】
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夕方の新市街 路面電車の線路が走っている |
私は、エレサレムの新市街も大好きである。旧市街に吹く風が中東のスパイスの香りを運んでいるとするならば、新市街の風はヨーロッパのカフェから運ばれるコーヒーの香りを運んでいるような気がする。新市街には、いろんな店があって、実に賑やかだ。日本の都市やテルアビブと違って、石造りのビルが多く、落ち着いていて見える。ヨーロッパ的で近代的なLRT(路面電車)が妙にマッチしているところもいい。
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日時計のあるビル |
壁面に壁画が描かれていたり、日時計があるビルなんてのもある。しかも路地っぽい通りや表通りにパラソルをおいたりしたカフェがあって、エスプレッソやカフェラテが美味しく飲める。しかし店に置いてあるパンはともかく、お菓子はアホほど甘そうで手を出せなかった。(笑)
裏通りに入ると粋なレストランもあり、美味しいと評判の店を息子夫婦が選んで連れて行ってくれた。そう、新市街はヨーロッパの雰囲気が漂っている。違うのは、超正統派と路線バスがやたら多いくらい。(笑)ちなみに超正統派は、エレサレムの人口の1/3もいるんだそうだ。しかし旅行者としては、自然に彼らに目が向いてしまう。(笑)
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観光客用のキッパ屋さん |
面白いものを売っている店も多い。アラブ人御用達の水パイプ屋。ユダヤ人御用達のキッパ屋。(ふざけた観光客用のものも多いが…。)もちろん、ユダヤ教の宗教用具屋も多い。ところで、大家さんの娘さん2人のため、日本からキティちゃんのグッズを買っていったのだが、案外キティちゃんの人形や鞄などはたくさん目にした。
面白い光景に出合った。一番の中心街の交差点で、記念写真を撮ろうとしている観光客がいた。日本なら歩みをちょっと止めて待ってあげるところだが、現地の人々から見れば邪魔そのものなだろう。誰も停まらない。なかなか撮れないなあと笑っている観光客に、あるユダヤ人の老人がヘブライ語で怒鳴りあげていた。そういう街でもある。
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