2012年8月12日日曜日

エレサレムの旧市街を歩くⅡ

【イスラエル-(超)多文化共生(強制)の地を覗く-その8】
旧市街には、こういう風景があちこちに
エレサレムの旧市街の魅力は、聖地だけではない。深遠な歴史に裏打ちされた絵になる街角の風景に満ち溢れているところにもある。さらに生活臭溢れた活気に満ちたムスリム地区、その喧騒をあざ笑うように清潔なユダヤ人地区など4つの地区の違いも面白い。
狭い石畳には、車が入れるところもある。狭かったり階段があったりして車が入れないところにも農業用のトラクターが荷車を引いて入ってくる。また最新のスクーターが走る抜けることもある。旧市街は危ないので車優先である。(笑)『まるで仲が良くないのに、誰も出ていかないから、しかたなしに一つ家で家庭内別居している家族みたいに見える』(6月10日付ブログ「家庭内別居?イスラエルの現実」参照)を強烈に具現化しているのが旧市街だと思うのだ。

ところで私は、雑然としたムスリム地区が好き。ムスリムの女性にもいろいろいて、伝統的な黒ずくめのオバサンもいれば、白いヒジャブの女性もいるし、あでやかなピンクのヒジャブにジーンズなんていう若い女性もいる。ユダヤ人もいろいろならば、ムスリムもいろいろらしい。

ダマスカス門(左)と門のそばにあるおもちゃ屋にて
最も賑やかなのはムスリム地区のダマスカス門周辺である。門の近くにアラブバス(パレスチナ自治区にあるベツレヘムと結んでいる)のステーションやLRT(東・西のエレサレムと新市街を結んでいる路面電車)の駅もある。
ここに変なおもちゃ屋がある。ドラえもんや羊のショーンを売っているのだが、…かなりディフオルメされているぞ。と、みんなで大笑いしたのだった。

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