世界遺産・アッコー旧市街をマリーナから遠望する |
夜の旧市街は照明も洗練されていて、また違った趣があり美しい。小さな灯台もあるし、水パイプのカフェも開いていたし、なかなか楽しく夜の散歩を堪能したのだった。
翌朝は、まずおばさんお勧めのシナゴーグを見に行った。このシナゴーグ、あまりに素晴らしかったので、次章でまとめてふれたいと思う。続いて、旧市街である。アラブ世界なのだが、なんか、エレサレムに比べるとのんびりしている。人々の表情も柔和だ。路地で話をしている人々の間をすり抜ける時、右手を前に出してどーも、どーもすみませんなあとやったら、アラブの人々はニコッと笑う。そういう機微がある街だった。絵になる風景が、そこかしこに転がっている感じ。
ジャーマ・アル・ジャッザールという緑色のドームを持つ大きなモスクがあって、ここは入場可能だった。今回のイスラエル行最初で最後のモスク見学となった。今回はアザーン(礼拝の時を知らせる口上。節のついたアラビア語でスピーカーで大音量で流すことが多い。)を何度も聞いたし、モスクの写真もいっぱい撮ったのだが、案外、中に入ることはできなかったのだ。私はモスクの簡素な造りと偶像のない文様だけの空間も好きである。このモスク、なかなか美しい。面白かったのは、ここにも猫がいて、妙になつくのだ。膝の上にまで載ってくる。妻はモスクより猫だった。(笑)
十字軍のトンネル |
いやあ、私にとっても妻にとっても、アッコー素晴らしい街だった。もっともっと画像を貼りたい欲望にかられてしまうのである。
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