我が愛するブルキナファソの現状は非常に憂うべき状況にある。軍事政権の暫定大統領が、国営TVのインタヴューで、「国民は民主主義を忘れる必要がある」と述べたとの報道が流れた。昨年、選挙管理委員会を解散させ、今年2月には活動停止中だった政党を全て解散させた。「そもそも選挙などしている場合ではない、我が国に民主主義は不要だ。」とも語ったようだ。
国連は、ブルキナファソに政党解散命令の撤回と市民社会への弾圧をやめるよう強く要請したが、軍事政権は、西側諸国特に旧宗主国のフランスを敵視しており、多数の国際メディアを活動休止、一部ジャーナリストを国外追放している。
この背景には、イスラム過激派による1800人を超える民間人を虐殺、過激派への協力を疑われた民間人を軍が処刑したという背景がある。まさに国家非常事態といえる。
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ブルキナに足を運んだことのある私は、ブルキナべ達が、イスラム教徒もキリスト教徒も平和的に共存していたことを知っている。北部のサヘル地域に、ニジェールやマリから、過激派が侵入しているので、私が訪れたサヘルの村はどうなっているのだろうと暗澹な気持ちになる。そもそも世界的にも最も貧困な地域であるが、当時少女だった子たち(画像参照)はうまく逃げ出せただろうか。彼らの財産である牛は確保できているのだろうか、と思う。
また、反イスラム感情の高まりを受けて、首都ワガドゥグーのコーラン学校の生徒たち(事実上は、貧困故に親に口減しされた子供たち)は、ちゃんと食事にありつけているのだろうかと思う。
たしかに、軍事政権が言う「民主主義を忘れる必要がある。」という言霊には強い毒が潜んでいると思うが、国連の形式的な言(国連は言うだけで何もしてくれないし、マリや二ジェールから反仏的な政権が出来たことで仏軍も撤退してしまった。)に比べて、はるかに真実味がある。そもそもフランスの過去の帝国主義政策が招いたこの混乱、フランスはどう受け止めているのだろうか。