2026年9月9日水曜日

同志社国際高校の事件考16

https://www.youtube.com/watch?v=6t569cXfbdM
「先生のこと」という同志社国際高校の遺族からの、先日の事故死について書かれたコメントが出た。https://note.com/beloved_tomoka/n/n78bd305dbc24

極めて理性的、崇高な文章である。まず冥福を祈ると述べられた後、この件について発信するかどうか悩み続けたと書かれている。生命の問題であることから、覚悟をもって書き残すこととされたとのこと。通夜のご焼香の後、誰よりも深く、長く、頭を下げてくださった方が、この先生であり、コトバ以上のものを伝えてくれたと書かれている。

亡くなった先生は、沖縄研修旅行に深く関わった方で、研修旅行の文集を読み返すと、次のような文言があるとのこと。先生は沖縄の現状ととの「溝」を沖縄の側から深く心を寄せてきた方だとわかる。一方で生徒たちが「退いて」しまうこともあり、それを責める気に離れない。と両方の立場の間に立って悩んでいる人の言葉が記されていた。親としては、講師やガイドの政治生徒が退くほどの批判が行われてきたことについては複雑だが、その流れに1人で抗うとことはできないままだった姿が見える。先生にとっての「平和を作り出す人」とは、他者と沖縄の溝、社会にひろくある溝を埋める側に立つ人である。だが、自分の強いこだわりが生徒や教員に一方的に物事を進めてしまったように思っているという記述もあった。

これらを踏まえて上で、3つだけ書かせてくださいと、謙虚に書かれている。1つ目は、この事故は誰か一人の判断で起きたわけではなく、本来みんなで分かち合うべき事が、誰が1人の肩に乗ることはあってはならないと思うこと。2つ目は先生が亡くなられたことが検証を終える理由になってならない。終えてしまうことは先生に対しても礼を失することになる。3つ目は、生徒の皆さんに対して。「この事故を巡って、大人たちが責任とそう向き合うかを見ていくことになります。だから、これだけは覚えていてください。責任は生命で取るものではありません。生きて、事実を語り、間違いを認め、変えていくことでしか、果たせないのです。命ある限り、今日を生きてください。」(原文のママ)

学校の中には、今も思い詰めている先生がいると聞いている。もしかすると学校の外の関係者にもいるかもしれない。「もし墓前に手を合わせることで、少しでも心の荷が降りると感じる方がいたら、いつでも来てください。」(原文のママ)さらに、すべての先生、生徒、関係者の命が守れることを切に切に願っており、つらい気持ちを抱えている方は、どうか1人で抱ないで欲しいと、二度目の哀悼の意と共にコメントを結ばれている。

…なんという理性的な文章であることか。なんと崇高な文章であることか。私が当事者であれば絶対に書くことは出来ない。この16回目となる事件考では、毎回教育関係者として私は記している。昭和の教師としては、聖職という意識がどうしても離れない。だから、あえて、ここに書かれている「先生」を報告書のa7氏に戻す。

…a7氏の「溝」を埋めるという考えは悪くないと思う。私も様々な問題で「溝」を埋めるようなこともしてきた。だが、彼が信じて託した沖縄の左翼運動家は、この溝を埋めるためではなく、生徒諸君を自分たちが信じる正義にオルグしようとしただけではなかったか。左翼的なスターリニズムには、思想的な正義とそれに反対する悪の二元論が支配している。人間という視点が欠けている。人間としてゆるせない行為が多々この事件にはある。危険な防波堤からの乗船、波浪注意報での出港、事故の後「船長死んじゃったよ」と発言したもう1人の、今は行方をくらましている船長の存在。傲慢な腕組みをした左翼の運動家。不誠実な学校の姿勢。a7氏は病院や遺体の空輸に立ち会ったのか。そして保身だけの元学校長。a7氏は、おそらく学校をも信じられなくなり、彼の言う「溝」が大きく広がり、彼の正義の土台は崩れ落ちたと私は推測する。

…保護者の方の理性的で崇高な文章の後に、私の所感をはさんで申し訳なく思うが、あらためて、このコメントの最も重要な部分は、「この事故を巡って、大人たちが責任とそう向き合うかを見ていくことになります。だから、これだけは覚えていてください。責任は生命で取るものではありません。生きて、事実を語り、間違いを認め、変えていくことでしか、果たせないのです。命ある限り、今日を生きてください。」であると思う。さて、保身の塊である同志社国際高校は、どう大人の責任を向き合うのだろう。この保護者の方の言は重い。

2026年9月8日火曜日

AfDの躍進

https://www.amazon.de/FlagShipper-Alternative-Landtagsw
ahl-Bundestagswahl-Demonstration/dp/B0DB8Q3YYN
このところヨーロッパの先進国が揺れている。スウェーデンの治安悪化、イギリスの高所得者の海外脱出、スペインの移民騒動。そして、ドイツでは先日の旧東独の州議会選挙で極右政党とされるAfD(ドイツのための選択肢)が大勝した。この影響は大きく、ドイツに反グローバリズム旋風が吹き荒れそうだ。

少し調べてみた。極右政党とレッテル貼りされているが、ヨーロッパの進めるグローバリズム(EU統合、環境問題、移民問題など)に反対するということで、ナチズムに近い言動を取る者もいるが、排除されている。反グローバリズムは、当然民族主義に帰結するのは当然である。

この流れを警戒する勢力は、グローバリズムにおける利権(EUと各国の主権の問題や環境問題にもそれ相当の利権が蝕んでいる)に与する勢力で、様々な問題をはらんでいることは否定できない。要するに、グローバリズムも曲がり角にあるといえるのではないか。まだまだ、これらの状況を結論づけることは出来ないが、世界は大きく揺らいでいることだけは確かな気がする。

2026年9月7日月曜日

ナショナルズ3連戦スイープ

https://www.youtube.com/watch?v=uSrnDQ1uwjQ
ナ・リーグ東地区4位のワシントン・ナショナルズとの3連戦。大谷選手は不調のため休養日が続いている。大いに心配なのだが、第1戦は、スネル投手が好投し、昨日と全く同じ展開で、テオヘル選手のタイムリーにベッツ選手激走という展開で3回裏に3点先取した。テオヘル選手は一時期、ロースターから外してもらっても良いと言っていたそうだが、この活躍。さらに相手のエラーで1点、本拠地で久々のタッカー選手のソロHRでさらに1点追加した。久しぶりに安心して見れる試合だと思ったのだが、9回にブルペン陣が3点を献上した。一気に疲れたのだった。こんなんでPSは大丈夫なのだろうか。

https://www.youtube.com/watch?v=uSrnDQ1uwjQ
第2戦はグラスノー投手が先発。初回にまたまた絶好調のテオヘル選手とフェドゥシア捕手の連続タイムリーで2点先取した。が、その裏に犠牲フライで1点返された。4回表には2点入れられて逆転された。2-3。さらに7回にも1点追加されたのだが、7回裏に、キケ選手が繋いでからエドマン選手の3ランHRが出て逆転。5-4。ちょうどこの7回に、大谷選手がパーカーからユニフォームに着替えて体を動かし始めた。敵のベンチは騒然となったらしい。覇王色だな。試合に出ないでも試合を動かしたわけだ。さらに8回死球押出で1点。6-4となった。ところが、9回またまた大ピンチ。1点入れられて2死2・3塁までいった。最後はなんとか三振で終わったけれど…。疲れた…。
https://www.youtube.com/watch?v=BeU8RKXedcc&t=12334s
第3戦は、授業が詰まっていたので、LIVEでは見ていない。昼休みの時点では負けていたが、6限を終えて帰ってきたら勝っていた。ロブレスキ投手が先発して3回を無失点に抑えたものの4回に捕まった。ナショナルズはよく打つ。タッカー選手のHRを取ったファインプレーがあってから、結局8回裏にベッツ選手の3ランで逆転したようだ。エドマン選手もマンシー選手も元気になってきた。毎試合ヒーローが変わる。大谷選手がまだ休養中で、この3試合、ハムショー氏のLIVEも25000人超くらいだった。皆が大谷選手の復帰を願っているし、チームも全員野球で支えている。イイネ。とにかくもスイープしたわけだ。

2026年9月6日日曜日

国連決議 イコールアース図法

https://www.zakzak.co.jp/article/20260905-B6VJ2VFB4ZBT7ESO4UTKZZLG4M/
9月4日に国連で、メルカトル図法に代わるイコールアース図法の使用を促すという決議が採択された。提案したのは、アフリカ・ギニア湾岸のトーゴである。USAのみ反対票、ウクライナなど棄権6、圧倒的多数で採択された。

メルカトル図法は、正角図法なので航海においては極めて有効である。目的地に合わせて船の進行角度を定めれば正しく着く。航空路は、最短距離で飛ぶので曲線になってしまう。この場合は正距方位図法が有効になる。

トーゴが主張したのは、メルカトル図法によるとアフリカ大陸は赤道に近く面積は近しいが、高緯度の国の面積が肥大化するので、大きな錯覚を呼び起こす故世界全図には望ましくないという主張だ。実際、ロシアの国土はアフリカ大陸全体の中に収まる。

地理を教える身としては、生徒諸君がメルカトル図法を信じてしまうのは常々危険だと思っている。イコールアース図法の緯度は直線表記で問題ないが、経度が曲線になるのがデメリットになると思う。また、プリント作成時に、長方形であるメルカトル図法は安易なのに対し、東西が曲線となるのも多少デメリットとなる。

まあ、私としてはイコールアース図法に変わっていくことは悪くはないと思う。

2026年9月5日土曜日

下川裕治を再読する

学院の図書館で下川裕治の「世界最悪の鉄道旅行」(朝日文庫)を借りてきた。下川裕治氏は貧乏旅行作家と呼ばれ、バックパッカー志向の強かった私の大好きな作家の1人である。ユーラシア大陸の東の端から西の端まで鉄道で旅するという無茶苦茶しんどい旅の記録である。実は、この文庫、2011年11月2日のブログでエントリーしている。この時は新潮文庫版で、表紙も違う。以前読んだことを完全に失念して借りてきたのであった。過去のブログを見たが、今回読んで印象の強かった部分とはかなり相違がある。というわけで、私の読後感の変化を含めてエントリーしようかと思った次第。

サハリンのフェリーで、英語を喋るロシア人との会話。「中国製はとんでもないものが多いからな。北海道で聞いたんだけど、日本人は中国人が嫌いなんだって?」「…。君はどうなの?」「嫌いさ。サハリンにもよくやってくるけどな。やっぱり日本がいいよ。だいたいサハリンじゃ、日本車以外は怖くて乗れないんだよ。冬もし故障したら、命取りだからね。とにかくトヨタ車さ。」…この中古車を仕入れる仕事をしていたロシア人の感覚は、かなり世界共通の感覚になっているように思う。

ロシアの夜行列車の車掌のおばさんの話が面白い。途中停車で、キオスクにおばさん推薦のオレンジジュースが置いていたが、寒さで手が出なかった。これを見て、おばさんが紅茶をもってきた。「1杯20ルーブルね。」おばさん車掌は飲み屋のママの顔をつくった。…この前にも車掌室の棚に置いていた缶ビールを100ルーブルで売っている。なかなか商売熱心なロシア人女性である。

ハルビンに着いて切符売場に並んだ際、割り込みを防止用の回転バーがついていたことに、下川氏は頬が緩む。とにかく中国人は列をつくることが苦手だ。人が並んでいるのに、次々と体を入れてくる。小さな窓口に手を突っ込んでくる。大声で行き先を叫ぶ。切符を買うのは戦場なのである。…人口圧と言われるこの中国人の民度の低さは、このところ日本への観光客が減って皆が喜んでいるところである。他の国でも中国人観光客お断りが増えている。これは、国際理解という範疇を越えているからであろう。

ハルピンの南郊にある731部隊の跡を下川氏は訪れている。…このことを2011年に書いていないことが不思議だ。本多勝一の『中国の旅』を読んだ私が見逃していたことが意外である。

ウルムチで、ケバブを焼いていたウィグル人のおじさんと出会う。漢人の店の前で商売をしているのだが、漢人の店員はTVを見ていて動かない。ウェイターの仕事を彼がサービス(?)でやっていた。下川氏は2009年のウルムチの暴動の時、このおじさんはどうしていたのだろうと思索する。…ウィグル問題を強く示唆する記述だったが、これも前回は見逃している。

ジョージア(当時グルジア)の首都トビリシは、反ロシアの風潮が強く、パリやロンドン、ミュンヘンがにLCCが飛んでおり、国交のないモスクワ便はなかった。西側諸国に一歩も二歩も入り込んでいた。ネイティブかと思うような英語が若い女性の口から流れてくる。正教会の国なので、豚肉もワインもテーブルに並んだ。…アゼルバイジャン、アルメニア、そしてジョージアといったコーカサス三国の相違はなかなかのもので、なかでもジョージアの状況は興味深かった。

ジョージアからトルコはユーラシアの鉄道の大きな境界であった。それまで一両ずつに1人の車掌がついていたが、一気に乗客と車掌の距離は薄くなった。どこか「放り出された」感がある。列車が特別な乗り物でなくなった。下川氏は心のなかに秋風が吹きこむような感覚を覚える。ルーマニアのソフィアでは、正教会に入り、その重苦しい空気を下川氏は感じる。ここで正教会について記述が続く。かつて訪れたエルサレムでイエスの墓で咽び泣く信徒の姿を見たことも出てくる。深く入り込む姿に(日本人である)下川氏は驚きを隠せないのであった。…こういう宗教学的な記述があったことも、前回は無視している。私もエルサレムで、聖墳墓教会の内部にある十字架の跡に顔を埋めて祈り続ける婦人を見たことがある。確かに、その深く入り込む姿には驚かされたのである。

…こうして見ると、再読も悪くないと思うのである。

2026年9月4日金曜日

カージナルス3連戦

https://news.infoseek.co.jp/photo/sponichin_20260904_0189/
カージナルスとの3連戦。第1戦、第2戦の負け方はひどかった。あえて取り上げないでおこうと思う。今日の第3戦は、なんとか9回裏に、絶好調のエドマン選手がヒットで出て盗塁、ベッツ選手が死球を選び、テオヘル選手がサヨナラ・タイムリー。ベッツ選手が1塁から激走してなんとか勝ったのだった。大谷選手の不調&休養日をエドマン選手(画像参照)がひとり肩代わりしてくれた試合だった。

ところで、ロートベット捕手が結局、ドジャースの3Aに残留できることになった。これで、大谷選手や山本由伸投手、ササミローキ投手とバッテリーを組む可能性が残ったわけだ。これは超朗報。

PSの争いでは、中地区のブレーブスと少なくとも勝敗率では並んだ。だが直接対決で負けているので、このままだと第3シードとなる。負けているけど、負けられない戦いが続く。

同志社国際高校の事件考15

https://www.sankei.com/article/2026041
8-3CCCF6DMDZMC5CDX3CT6BN3YWQ/
先日事故死したa7氏が休職願いを提出していたことがわかった。前校長(画像参照)がそれを握りつぶしていたこともわかった。また事故の付き添い教員も教科をそのまま(おそらく事故にあった生徒たちの教科担当)にしており、2学期からは、その担当が変えられたこともわかった。要するに、前校長は、現場の教員をそのまま放置していたことになる。

学校関係者としては、実に信じられないことである。事故にあった生徒たちからすれば、不信感の塊のような教員の授業を受けざるを得なかったことになる。危機管理もくそもない。本当に最低の学校運営である。生徒のストレスはもちろん担当教員のストレスもいかほどだったであろう。a7氏の休職願いは当然の行為であると思う。もしかしたら付き添い教員の2名も同様の思いであったのではないか。

彼らを学校から離したら、何を語りだすかわからないという前校長の保身から出たことだと十分推測できる。最低の人間だと思うのは私だけではないだろう。