2024年4月23日火曜日

久々に気候区分のPPを作成

地理総合の特進コースは、教科書どおり進んでいるのだが、総合コース・看護コースのクラスは、受験には全く関係がないので、ケッペンの気候区分から始めている。地理という教科は、空間上の法則性こそが主眼なので、ケッペンの気候区分はまさに法則性の権化のような存在なのである。このあと、農業、そして文化へと進んでいくのにも都合が良い。

まずは、A・B・C・D・Eの気候帯の名前を無理やり覚えてもらう。その後、A・C・Dに登場する、f・s・wを覚えさせる。BとEは大文字の連記でBW・BS・ET・EFを覚えてもらう。それぞれ2分程度の時間で、次々指名して確認している。その後、「Afは?」「熱帯で1年中雨がフルフル」などと答えてもらう。さらに、A・C・D・Eの分類(たとえば、C:温帯は最寒月が18℃以下-3℃以上であるとか、ET:ツンドラ気候は、最寒月-3℃以下で、最暖月は0℃以上10℃以下だとか)を頭に入れてもらい、最後にCfaとCfbの相違とBWとBSの降水量の相違を教えるわけだ。これは、今まで地理を教えた生徒全てにやってきた。

次の授業では、各気候区の分布図を見ながら、グループワークで、その法則性を探ってもらった。なかなか難しいのだが、考えてなんぼ、間違ってなんぼ、(大阪弁で「なんぼ」とは価値があるという意味)の授業である。黒板に、じゃんけんで買った順に好きな気候区の法則性を書いてもらった。するどいものもあったし、大笑いしたものもあった。

さて、いよいよ各気候区の詳細を語っていく。今日は、そのためのパワーポイントを作成していた。プリントに合わせて、AとBの気候区の様々な資料を組み込んだ。画像は、BW(砂漠気候)のブルキナファソのサヘル地帯のモスクのオリジナル写真。日干しレンガの話をしようと思っている。さて、明日の初パワーポイント授業が楽しみである。

0 件のコメント:

コメントを投稿