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ただ、現ネタニヤフ政権は、汚職を摘発された首相を過激な右派が支えるカタチになっており、エスカレートを続ける可能性が高い。実に馬鹿げたことである。自己の権力維持(汚職による裁判・収監を回避)のために戦争を行うという不条理が見え隠れするゆえに、イスラエルに正義があるようには見えない、というのが私の現時点での見方である。当然ながら、イスラエル国内の世論は分かれていることだけはたしかだ。イランへの直接反撃についての支持の%情報も出ているが、正しいのかどうかわからない。
イランも、先日エントリーしたように、スンニー派の六信にあたる信仰の原理に「正義」を掲げるシーア派の思考回路から、絶対に引かないだろう。よく映像で国民が「イスラエルに死を」といった、我々から見ると極めて過激なシュプレヒコールを連呼するように、国民の熱い支持が背景にある。日清・日露戦争時の日本も世論は開戦を熱望し、それを背景に慎重だった政府は立たざるを得なかった。
イラン政府は、少なくとも、イスラエルよりは冷静であると思われる。だが、国民の熱狂をどう抑えるかである。推移を見守るしかないが…。
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