2011年1月19日水曜日

火事!松屋町は騒然としたが

 私は30年ほど教職についているが、今日、初めての経験をした。3限目、5階にあるゼミ教室で授業をしていたら、消防車がけたたましい音を立てて走っていく。松屋町通を南下しているのだと思った。本校は、この4車線の大通りから一本東に面している。しかし、それにしても次々けたたましく走っている。「火事の現場が近いのかな。」と思ったが、ポール・コリアの『デモクレイジー』について真剣に語っていたので無視である。さて、チャイムが鳴って、授業を終了したら、廊下が、いつもよりえらく騒がしい。1年生が、「先生、火事です!」と上空を指差した。「ん?」本校の教室棟は円を1/4にしたような形をしている。その円の中心部分の向う側に、黒煙が噴き出しているのである。「げっ。」さすがにびっくりした。数学の若手のF先生に聞いたら、すでに教頭や仲のいいY先生が現場に向かい、本校への類焼の危険はないということだった。それで、非常ベルもならなかったらしい。校内放送さえ無い。本校生を信頼した、落ち着いた処置である。生徒は、野次馬化しそうで、野次馬化していない。まあ、せいぜい野次馬「気質」ぐらいまでか。

 職員室に帰ると平静そのものである。休憩時間こそ、生徒はワイワイ言っていたが、4時間目が始まるとシーンとしている。まるで何事もなかったようである。せっかくなので、手持ちのデジカメで、校内から黒煙を撮っておいた。その後Y先生と食事に出たが、多くの野次馬(これは本物である。)が本校の北に集まっていた。消防車もかなり集まっていた。なんと、本校の前には、こういう時の為の放水用のマンホールがあって、ポンプ車がそこから、水を現場に送っていたのだった。消防士の方や警察官が緊迫感のある無線の声をあたりにまき散らしていた。食事から帰って、私もちょっとだけ野次馬化してみたくなった。(下の画像)なかなか沈火しないものなのだ。学校にもどると、ポンプ車の運転席の下から水が勢いよく出ていて道路にぶちまけていた。ポンプ車の構造はよく知らないが、なんだか不思議な光景であった。ヘリコプターは爆音をたてて飛びまわってるし、タクシーに乗ってきて取材に向かうTVクルーらしき集団も見た。
 さて、職員室にもどると、K老師も食事から帰ってこられて、「インタビューされてしまいました。」とのこと。よく聞くと、「学校の方ですか?学校の対応は?」という質問を受け、「別になにも。普通に授業しています。」と答えられたそうだ。あまりにフツーの反応だったので、「きっと記事にならないと思います。」とK老師。そりゃそうだ。(笑)
 帰宅後、新聞を見ると、近隣の民家と倉庫が燃えたらしいことがわかった。消防車は35台もかけつけたこともわかった。「大阪オフィス街民家・火災で騒然」とある。これは本校には全く当てはまらなかったのであった。 

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