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地理は、三崎高校の非常勤をさせてもらって、まず、たった2人の理系組を2年連続で、5人の理系組を1年間教えて以来である。やはり、理系には地理が向いている。国名や地名は当然覚えなければならないが、これは化学の元素記号と同じ。ゆとり教育もいいし、思考能力の重視もいいが、小中学校でその辺の地名の基礎はおさえてもらわないと、高校の現場はどこも大変である。(笑)
さて、罷業は3つのテーゼを用意した。阪大の佐藤教授の「地理総合」にあった「乾燥と戦う農業」と「雑草と戦う農業」、それと私のオリジナルである「農業はビジネスである」。乾燥と戦う農業は、BW・BSといった乾燥帯とCs(地中海気候)、それに冷帯のDf・Dwまでが含まれる。北西ヨーロッパのCfb(西岸海洋性気候)は中間なのだが、どちらかといえば乾燥と戦う罷業に入る。なかなかおもしろい視点だ。
ちなみに、「農業はビジネスである」といいながらも、遊牧は、ビジネスから最も遠い農業である。京大公開講座でのアフリカの学びで、焼畑農業とともに私は詳しい。ケニアなんぞでも昔教科書で区分されていた自営的農業は今も存在するけれど、余剰分は現金にかえる(国道沿いにそういう屋台のお店をしょっちゅう見た。)し、遊牧でさえ、余剰の家畜は市に出されている。ただビジネス(商業的農業と言い換えても良い)から、最もこの2つは遠い。
地形の方は、農業ほどおもしろくはない。(笑)大地形では、プレートテクトニクスの話や安定陸塊なんかを語ることになるが、これも地名がわんさか出てくる。今回の中間考査でヨーロッパの国名はマスター出来たと思うので、ギャオのあるアイスランドくらいはわかると思う。(笑)
明日は、午後からパソコンによる採点業務の最終段階に入る。またドライアイになりそうだ。(笑)
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