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自民党の武藤衆議院議員(36:滋賀4区)がツイッターで、「彼ら彼女ら(国会前で安保法案反対を訴えている”自由と民主主義のための学生緊急行動:SEALDs”をさしているようだ。)の主張は、『戦争に行きたくない』という自己中心、極端な利己主義の考えに基づく。利己的な個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせいだろうが、非常に残念だ。」と書き込んだという。
記事では、「日本は民主主義国家で抗議するのは当然認められた権利だ。戦争に行きたくないというのは、若者だけではなく多くの人の共通の願い。それを利己主義と批判するのは、まさに戦前の国家主義そのものだ。」「逆に戦争に行きたい人なんているのかと聞きたい。学生を批判するより、国会で民主主義と立憲主義に沿った議論をしてほしい。」などと反論している。
私は、この議員の発言、まさに信じられない思いで読んだ。権力側のいかにも傲慢な発言だ。よほど首相に気に入られたいのだろう。徴兵制など安保法制では語られていないが、このような議員が存在すること自体が、法的安定性のこともあって、大きな疑惑を生む。
若者たちが戦争に行きたくないのは、当たり前である。それが極端な利己主義だというのは、暴言ではすまない内容だと私は思う。日本の国是は、70年来「平和国家」であると私は思っている。それは世界でも希な誇るべき国是である。この議員がどんな内容であれ、自分の意見を表明するのは自由だが、この議員を当選させた滋賀4区の人々は、大いに恥ずべきである。
私は、戦争はこのグローバル化の中では起こらない。この安保法案は、あくまで中国や北朝鮮に対するブラフであると今も考えている。だが、こんなことを発言する議員がいるのなら、法案そのものを潰すべきだ、と考えを改めなければ。
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