アウシュビッツ強制収容所の有名な門 |
現在、ここはポーランド国立ミュージアムとなっています。私たちは、中谷さんと14:00の待ち合わせでした。参加者は私たち家族4名だけだと思い込んでいたのですが、私がメールを送ってから増えたようで、9名になっていました。私たちの場合、ツアー時間は14:30から3時間30分ほどかかりました。クラクフのホテルに戻った後、心底ぐったりしましたので、これがツアーの時間的限界なのかと思います。
待ち合わせ時間前に、まず書籍(日本語版)を4種類全て買い求めました。いずれ、人権学習の教材づくりを行う予定ですので、中谷さんの著作2冊と合わせ貴重な資料になると思います。ミュージアム内にはA4より大きなバッグは持ち込めません。荷物を預けた後、空港同様の身体検査を済ませていよいよ館内に入ります。
オンシーズンということもあって、世界中から来た人々で混雑していました。ガイドがグループを組んで説明しながら案内するので、野外を歩くときはともかく、館内ではどうしても渋滞してしまうのです。とはいえ、やはり凄い迫力で”アウシュビッツ”が迫ってきます。
出発前に、中谷さんの著書(第三章・展示内容を紹介した部分)をコピーしたもの(40枚分くらい)に、中谷さんの解説を書き加えながら、写真を撮りまくるのは大変でした。とはいえ、極めて貴重な時間です。五感を研ぎ澄ませ、集中して過ごしました。
第一強制収容所で、強烈な印象を受けた場所を写真と共に列記してみたいと思います。
4号館第4展示室にて ツィクロンBの容器 空気と化学反応することで、毒ガス化するそうです。 これだけ多くの容器は、DCにもエレサレムにもありません。 |
5号館 障害者の収容者の義足の山 凄い迫力で私に迫ってきました。 |
多くの人が銃殺された死の壁 ユダヤ人は慰霊のために石を置く習慣があります。 |
400ボルトの電圧が流れていたとのことです。 |
家族とともに収容所長ヘスが暮らしていた自宅跡 ガス室・焼却炉からは、300mしか離れていません。 |
解放後ヘスも吊るされたという集団絞首台跡 |
ガス室・焼却炉全景 |
ガス室の内部 |
ツィクロンBの投入口 |
ガス室の壁に残る爪痕 実は、これこそが最も衝撃的でした。 |
焼却炉 映画「灰の記憶」そのままです。 |
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